こんにちは、好きな映画は『プラダを着た悪魔』、キンパラです。
今回は材料の厚みを揃えるための木工機、自動カンナ(リョービのAP-10N ) のカンナ刃の交換と集塵についてやって行きたいと思います。
この木工機一つでDIYの幅がグンと広がる、オススメのアイテムです。
リョービの自動カンナ AP-10Nとは
こちらがオススメの自動カンナのスペックです。
・サイズ:幅490×奥行476×高さ412mm
・本体重量:26kg
・最大切削幅:254mm(8寸4分)
・切削材厚さ:5~127mm(1.5分~4寸2分)
・最大切削深さ(1回当り):2.5mm
・送材速度:13cm/s
・回転数:8000min-1
・電源:単相100V
・コード長さ:5m
切削幅は254mmとそんなに幅のあるものは削れませんが、使ってみると十分な幅だと思います。
サイズ的にもコンパクトだと思います。
重さは26kgとかなり重いです。
取っ手は一応付いていますが、女性では持ち上がらない重さだと思います。
この自動カンナを愛用してからというもの、厚みの違う木材を統一した厚みに削ることができるので、DIYの幅はかなり広がりました。
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自動カンナの刃の交換
こちらが今回購入た、リョービの自動カンナAP-10Nの替え刃とゲージです。
自動カンナは、もともとヤフオクで落札した中古品なので、取り付け済みの刃は錆びていて切れ味はあまり良くありません。
その中古品には同梱されているはずの、刃をセッティングするための樹脂製のゲージが付いていなかったので、近くのホームセンターで取り寄せてもらいました。
amazonでは販売していませんでした。
替え刃取り付け用のネジはこのように劣化していました。。
刃は錆びつき、所々欠けていました。
見るからに切れなさそうです。。
何年使われたものでしょうか。又は、使われず放置されていたんだと思います。
こちらが新品の替え刃です。
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このようにピッカピカ。
専用ゲージを使い、刃の出幅を調整したらネジで固定します。
まさか専用ゲージが無いと調整できないとは知りませんでした。。
替え刃は2枚で1セットです。
刃を交換した後の切れ味の違いは歴然としています。
基本的に柔らかい〜普通くらいの硬さの材木を使うので、刃の寿命は長く使えると思います。
材を送る時に滑りが悪い時は、シリコンスプレーをベースに吹きかけると、スムーズに送り出せます。
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集塵ボックスを作る
刃を替えた自動カンナですが、削った後の木屑が前方向にだいぶ飛んでいきます。
このリョービの自動カンナAP10-Nには集塵機能がありません。
工房では直径35φくらいの集塵ホースを使用していますが、それを試しに近づけて作業をしてみたところ、35φくらいのホースでは直ぐに詰まってしまいます。
いつかは55φ〜100φの集塵ができるようにしたいですが、とりあえずは前方に飛んでいる切り屑を横に誘導するボックスを作りたいと思います。
吹き出し口の鉄板は蝶ネジで固定されています。これを外します。
外した場所に入る寸法で5.5mmのベニヤを切り欠きます。
手ノコで切り欠きました。
洗濯バサミのようなクランプは材料をちょっと固定したい時に便利です。
ネジが入るところにばか穴を開けます。
このような形になります。
鉄板に挟むとこんな感じです。
ベニヤの板に枠を取り付けていきます。
スコヤでしっかり墨付けして、サイズ通りにカットします。
高さは自動カンナの可動部の高さに合わせます。
高すぎるとカンナがけして出てきた材料が当たってしまいます。
上からネジ止めします。
ひっくり返して、裏側にもベニヤを貼り付けます。
裏側には切り欠きはいりません。
完成
取り付けるとこのような感じになります。
試作感のある形ですが、試験的には問題ありません。
強度的には、5.5mmのベニヤ板でも大丈夫そうです。
斜めの角度は大体で設計しました。
吹き出し口はだいぶ広く開けました。
上から見るとこのような角度です。
実際に使ってみる
実際に使ってみると、期待通りに進行方向の右側に切り屑が飛んでいきます!
これで掃除も楽にすむ。。。と思いましたが。。
ベニヤ上部に細かな木屑がたまりました。これは両サイドの蝶ボルトでは締め付けが甘いからだと思います。ベニヤも薄いので、たわみによるのも原因だと思います。
さらに、自動カンナを止めてBOX内側を見てみると、木屑がたまっています。。
使い続けるとだいぶ貯まります。
使い終わった後の工夫がいります。。
結果として設計変更が必要になりましたが、角度を変えて再度製作する価値はある集塵対策方だと思います。
少しでも快適な作業環境にすることで、工房での作業がより楽しくなります。
DIYの幅がぐんと広がる自動カンナを手に入れて、皆さんも是非挑戦してみてください。
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