こんにちは、ルッコラ大好きキンパラです。今回は、ディスプレイスペース付きのキャビネットの製作です。今回の家具製作は家具を作る上で本当に勉強になりました。世界に一つしかないディスプレイキャビネットの製作の様子をざっくり載せていきたいと思います。
ディスプレイキャビネットDIY
こちらが今回製作したディスプレイキャビネットです。上部には小物を飾ることができるディスプレイスペース。下部は飾る小物を収納するのにぴったりなキャビネットになっています。上下は分割式で、納品しやすくしました。材料は主にヒノキを使用し、側板などの合板にはシナベニヤを使用しました。
製作前のイメージ
今回の品は製作依頼のものです。依頼していただいた方と話をしながらイメージを膨らませまさした。かなり大雑把に書いたスケッチですが、描くことはものを作るのには大事な作業だといつも思います。
イメージをshade3dで少しだけ起こしてみました。こうすることで骨組がわかりやすくなります。
キャビネットの製作
側板をこの様に作りました。サイズ的に大きめなので、枠をつくり、シナベニヤをはめ込む構造にしました。
棚枠を作り、先に作った側板に棚枠が入る溝をトリマーで掘り込んで組み立てました。溝があった方が位置がわかりやすいだけでなく、強度もかなり増します。
オススメしたいDIYの便利アイテム1
今回、側板や棚枠の製作には、クレッグジグを多用しましたが、その際にこちらのクランプがかなり役立ちました!
こちらがクレッグジグ。ネジを斜めに打ち込むための下穴を簡単に開けることができます。
このクランプは締め付けやすさと外しやすさがバツグンです。何回も行う穴あけ作業の時間が節約できます。
抑える強さもあり、しっかりと材料を固定してくれます。
外す時は後ろのレバーを握る仕様。
下から一段目と二段目にシナベニヤを取り付けました。最上段には縦の仕切りを取り付け、4つの引き出しが入るようにしました。
扉の製作
キャビネットの下から一段目と二段目はフリースペースにしてあり、大きなものでも収納できるようになっています。そこに、扉を取り付けます。
扉は板を何枚か繋ぎ合わせて作りました。クランプでしっかりと圧着し、綺麗な一枚板ができました。
出来上がった扉の所々に節がありますが、ホームセンターで販売しているヒノキには節があるものが多いので、木そのものの味として活かしました。
扉はスライド蝶番を使って取り付けました。あとで微調整が効くので扱いやすいし、納品の時に取り外せるのでラクです。扉は厚めに作りましたが、念のため反り止めの板を2本取り付けました。
オススメしたいDIY(工房)の便利アイテム2
こちらのスイッチは地味に便利です!なかなか売っていない仕様で、延長コードの電源タップとは異なる便利さを持っています。3つのタップが付いていて、それぞれにスイッチがついています。それぞれにライトも付いているので、オンオフが視覚的にわかりやすいです。またコンセントに直接さして使用できるので、延長コードのように長いコードが邪魔になりません。
引き出しを作る
最上段用に4つの引き出しを作りました。小さいので、レール無しにしました。
ディスプレイケースの製作
キャビネットの上にのせるディスプレイのBOXを作ります。こちらもヒノキで作りました。前板は手前に開く構造になっています。前板と左側面にはPETの0.5mm厚をカットして入れ込みました。
ディスプレイケースの側板はこのように溝を作り、PETやシナベニヤを入れ込みます。
寸法通りにカット。
綺麗に組み上がるととっても嬉しいです。
オススメしたいDIYの便利アイテム3
こちらが今回多用した、ムラテックKDSのパイプクランプです。
2つのパーツをパイプに通して使用するクランプで、パイプの長さを変えれば自分の好きな長さのパイプクランプが作れます。材料を押さえる部分にはゴムパッドがセットされているので傷がつきません。
下にあるバネを押すことで、パーツが前後します。他のパイプクランプと違い、パイプにネジきりなしで使えるので、クランプの位置決めも自由にできます。
今回の製作のために4本一気に購入しました。板をつなぎ合わせて一枚の板にする時には、パイプクランプが4本もあれば安定した製作ができます。
製作中の工房の様子。
その2へ続く↓
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