みなさんこんにちは、アトリエキンパラのキンパラです。
今回も友人から頼まれて、扉付きのランドリ収納を作りました。
前回の洗濯機横の水平台に続き、ランドリー系は需要があるみたいです。
でも理想のサイズのものって売っていない場合が多いですよね。。なければ作る!
今回の依頼内容
友人の希望内容をもとに、イメージを起こしていきます。
希望の設置場所はこちらの洗濯機の右側の赤枠で囲われた部分です。
高さは洗濯機よりも高くて、窓よりも低いもの。その右側にある壁より前には出たくないそうです。
前回の洗濯機横の水平台に引き続き、この洗濯機の排水ホースもちゃんと避けなくてはいけません。
そしてこちらの洗剤が棚に収納できることも一つの条件です。
友人希望のイメージはこんな感じです。扇型の4段ラック。
悪くはないと思いますが、デメリットとして
・両サイドが囲まれてしまうので正面から見て左サイドを開ける必要がない
・扇型にすることで物が載る面積が減ってしまう
・扇型を作るのがめんどくさい。。
と言うことで、違う提案もさせていただくことにしました。
アトリエキンパラの提案
こんな感じはいかがでしょうか?
アトリエキンパラの提案は、扉付きのラックです。
・天面は木目を生かしたミディアムウォールナットのオイルステイン塗装
・上段は洗剤がちゃんと収まり、前後にスライドする棚
・下段は扉で目隠しができ、棚板の位置も自由に変えられる
・洗濯機の排水ホースもバッチリ避けられる掘り込みも有り
参考にしたのはこちら↑
シンプルで清潔感があって飽きのこないデザインですよね。
友人から一発OKをもらったので、さっそく図面に取り掛かりました。
その前に聞きたいことを聞きまくりました↑
ここがとっても重要なんですよね。
せっかく作ったのに入らないと言うのが嫌なのと、どうせならピッタリサイズを目指して作りたいので。
扉付きランドリー収納の作り方
作り方を簡単に説明しています。よかったら参考にして作ってみてください。
材料をカット
まずは15mmのラワン合板をカットしていきます。
さすがにこの大きさの合板はテーブルソーでカットしにくいので、先に丸ノコでカットします。
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丸ノコには丸ノコガイド定規を取り付け、端に当てながらカットしていきます。
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丸鋸でカットしたものを今度は正確にテーブルソーでカットしていきます。
テーブルソーの天板サイズくらいならカットしやすいです。
天板や棚板などの残りの材料も一緒にカットしていきます。
棚板用のダボ穴を開ける
棚板を置くためのダボ穴を開けていきます。マイルズクラフトのキャビネットメイトを使えば驚くほど簡単に棚板用のダボ穴を開けることができます。
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しっかりクランプして使えば、ズレることもありません。
開けない穴の位置にマスキングテープなどを貼っておくとわかりやすく作業できると思います。
こんな感じで均等に綺麗に棚板用の穴があきました。
棚板はそんなに移動しないと思いますが、あれば結構便利です!
自作ポケットホールジグで下穴を開ける
ポケットホールをたくさん開けるので、先に開けるところに印をつけていきます。
自作のポケットホールジグを使って開けていきます。
集塵機能も付いているので、木屑が溜まることもほとんどありません。
こんな感じで綺麗にポケットホールが開きました。
ヤスリがけをする
ペーパーの240番でサンディングしていきます。
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240番の後に320番でサンディングするとより綺麗になりますが、最近はサボっています。。
ポケットホールの穴を開けた後は結構バリが付いているので綺麗にとっておきます。
組み立て
組み立てには、安定のタイトボンド3。
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個人的には3番の粘度が一番使いやすいと思います。
側板に背板をのせて、
木ねじで固定していきます。
この時失敗したのが、クランプでしっかり固定しなかったこと。。ねじが浮いて材料同士に隙間が生まれてしまいます。
ポケットホールで使用する木ねじは、本当は鍋ねじが良いのですが、用意していないので皿ねじで代用しています。
天板や底板も同じように取り付けていきます。
他はちゃんとクランプで締め付けてから固定しました。
木口テープを貼る
木口テープを貼る前に前面の木口が若干デコボコしているので、サンディングして整えます。同じように240番を使いました。
木口テープを貼ってローラーで擦り付けてしっかり固定します。
引き出しの部分を作る
引き出しの部分を作っていきます。
引き出しといっても、棚板が前に出てくる感じにしたかったので、引き出しを裏返したような構造にしました。
こんな感じで5mm厚のシナベニヤをロの字に組んだものに貼り付けます。
扉を作る
ヒノキの板を手押しかんなと自動かんなで整えて、
テーブルソーで溝を作ります。
横方向の板には、差し込み用のホゾを作ります。
丁度良いきつさにできているか確認します。うまくハマればホゾ穴の深さと同じ長さまでホゾを作ります。
扉を組み立てていきます。溝にタイトボンドを塗り、中にベニヤ板をセットします。
パイプクランプと普通のクランプで圧着していきます。
歪みのないように定規などを当てながらしっかり固定します。
ボンドが乾いたらサンディングして整えます。
パート2へ続く↓
今回の動画はこちらです↓
洗濯機横の収納ラックの作り方/How to make a storage rack next to the washing machine