ドミノジョインターの作り方【パート2】です。【パート1】をご覧になっていない方はこちらをどうぞ↓
組み立てる
本体ベースにテーブルとテーブル下の調整パーツを差し込みます。
テーブル裏面にバネを仕込み、本体ベースに取り付けたヒートンに引っ掛け、テーブルが本体ベースに引っ張られるような感じにします。
使用した引きバネは線径0.8mm外径10mm長さ69mmのものです。
テーブルの側板に開けた穴は貫通穴にします。
トラスネジを内側から通し、外側でワッシャーと蝶ナットで固定します。
今回使うトリマーはリョービのMTR-42です。それに付属しているベースをこんな感じに取り付けます。
トリマーを取り付けると、重みで少しガタつくので、後ろの方に角材を貼り付けて調整します。
さっそくトリマーのスイッチを入れて、ちょっとずつ手前の壁に穴を開けていきます。
開けた穴はこんな感じ、結構いい感じに長穴が開きました。
ストッパーを作る
このようなストッパーを作ります。
材料を中心に合わせ、
Tスロットトラックを利用してクランプで固定します。このクランプは簡単に作ったもので、合板にトグルクランプを取り付けたものです。
ついでにこのようなホールドダウンクランプも作りました。こっちの方が締め付け具合がしっかりしていていい感じがじます。
出来たものがこんな感じ。上下は少し切り欠いてあります。
出来たものをトリマーベースの左右に取り付けます。これで左右の動きを制限して、ホゾ穴のサイズを調整します。
集塵カバーを作る
試しに動かしてみると粉塵が結構出るので、このような集塵カバーを作ります。
構造はこんな感じの簡単な作りで、上に集塵ホースを取り付ける感じにしました。
側面に取り付けた角材が本体側面の溝にハマるようになっています。これがあればかなりの集塵ができます。無いとかなり飛び散ります。。
ついでに取っ手を取り付けて、操作しやすいようにしておきます。
トリマーを使った自作ドミノジョインターの完成
これでトリマーを使った自作ドミノジョインターの完成です。今回はちょっと複雑だったような気もしますが、実際に使ってみましょう。
テーブルの高さを材料の中心に合わせ、材料をクランプで固定します。
両サイドのストッパーを調整して、トリマーのスイッチをオン。
ちょっとずつ掘り進めていきます。
こんな感じに、綺麗なホゾ穴が開きました。結構綺麗ですね。
ホゾ穴にはドミノチップを差し込みます。このドミノチップは端材を利用して作ったものです。
差し込むとこんな感じ。なかなかいいんじゃないでしょうか。
しかし使ってみて分かったんですが、改善点も多々あります。例えば、
・このタイプのスライドレールを使うことによりガタつきがうまれる
・テーブルの直角が設定しづらい
これから使っていく中で、ちょっとずつ使いやすいように改善していこうと思います。間違いなく便利な治具です。
今回の製作の様子はYouTubeにもアップしてあるので、みなさんもぜひ参考に作ってみてください。
ドミノジョインターのようにホゾ穴が簡単に掘れる!ホゾ組加工機を自作してみた/Mortise processing machine
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