みなさんこんにちは、アトリエキンパラです。
引き続き、かゆいところに手が届くベルトサンダーを作っていきます。
今回は、細かな部分を作り上げていきます。
その5はこちら↓
今回の動画
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いつもご視聴いただきありがとうございます。
アトリエキンパラは、有益な情報を発信し続けていきますので、これからもどうぞよろしくお願いします。
回転部分の改良
モーターを動かしてみると、微調整する回転部分のリニアシャフトが、少しカチカチと音がしました。その原因は、ボルトで押さえつけるために平に削った部分が回ってしまっていたのが原因でした。
そこで、平らな部分を全体の1/3まで削って、表面積を広げることでリニアシャフトの回転を止めることができました。(ベアリングはしっかり回ります。)
調整ネジはバネだけで抑えていましたが、振動で緩んできてしまうので、ナットを入れてしっかり固定しました。
試しに動かしてみると、とっても使いやすい。回転ブレもほぼありません。
ベルトカバーの製作
プーリーとベルトが剥き出しの状態だと少し危険なので、ベルトカバーを作っていきます。
プーリーとベルトがすっぽり収まるくらいの高さの材料を用意します。
自在キリを使って、プーリーよりも少し大きな円を掘ります。刃の長さが足りなかったので、溝を掘れるだけ掘りました。
さらに外側に円を掘ります。
バンドソーを使って円を切り取ります。
最終的に半円しか使わないので、半分くらいにカットして内側もカットします。
一緒にする合板の方は自在キリで切り出せたので、それと接着してコロ付きのトリマービットで綺麗に加工しました。
ちょうど半分になるようにカットします。
ベースの板に貼り付けます。
下の方はディスクサンダーが当たらない程度にカットします。
縦の部分も貼り付けて、ピンネイラーで固定します。
ベルトサンダーに当ててみて、再度微調整します。
側面に固定用のブロックを取り付ければ、ベルトカバーの完成です。
これで直接手が触れずに安全に作業できます。
集塵ポートの製作
ベルトサンダー用の集塵ポートを作ります。
プーリーのある角の部分にピッタリ合う形状のパーツを切り出します。
同じ合板を重ねて、コロ付きビットで複製します。
この方法は度々登場しますが、複製するときに便利です。
集塵用の穴を開けた板にできたパーツを固定します。
天板も取り付けます。
ベルトサンダーの側面には、集塵ポートが取り付けられるように板を一枚取り付けます。
そこに鬼目ナットを仕込みます。
板の方に先に穴を開ければよかったのに、ついつい開け忘れてしまう時ってありますよね。そんな時にもこのドリルガイドは役に立ちます。
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集塵ポートの厚みの足らない部分に角材を貼り付け、穴を開けます。
3Dプリンターでスターノブを作ってボルトで固定します。
最近3Dプリンターを、Bambu LabのA1 miniに変えました。この3Dプリンターは今一番注目されていると言っても過言ではありません。使ってみればわかりますが、本当に使いやすいので誰にでもオススメできます。
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今使っている塩ビパイプがセットしやすいように、こちらも3Dプリンターで集塵ポートを作りました。どんなサイズでも3Dプリンターがあれば作れちゃいます。
オリジナルの集塵ポート作ります!
なかなかピッタリな集塵ポートが見つからなくてお困りの方も多いと思いますので、オリジナルの集塵ポート製作サービス開始!
製作依頼はこちらまで→kimparatoru@gmail.com
件名に「集塵ポート製作依頼」と書いていただくとわかりやすいです。
簡単な図面(手書きでも構いません)を添付していただけると助かります。
この程度のサイズでしたら税込500円(送料別)でお作りいたします。
補強の製作
前回、本体背面に取り付けた爪付きナットの部分を利用して、ベルトサンダーを安定させる補強を作りました。
と言っても隙間にピッタリハマる角材と板を接着したものをボルトで固定するだけです。これで上からの力が加わっても下方向に歪むことはありません。
取り外し式にしたことで、サンディングベルトの交換もラクに行えます。
ベルトサンダー完成!
ベルトサンダーが完成しました。
今までにも、ベルトサンダーがあったら便利だろうな〜。という場面がなんどもあったので、完成してとても嬉しいです。
ディスクサンダーも今まで通り、細かな部分の加工にとても便利に使えます。
長い材料のサンディングはディスクサンダーではやりにくかったのですが、ベルトサンダーがあれば超簡単にできるようになりました。
使っていくうちに修正点はあると思いますが、これから更に自分好みにカスタマイズしていこうと思います。
みなさんもぜひ参考にして作ってみてください。
アトリエキンパラでした。