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【DIY】動画撮影にオススメの自由雲台付き自作カメラアームの作り方

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みなさんこんにちは、アトリエキンパラです。

今回は、動画撮影に便利なカメラアームを作ってみました。三脚って結構場所を取るんですよね。さっそく作っていきましょう。

今回の動画

今回の製作動画はYouTubeにて配信しています。動画でご覧になりたい方は、こちらをご覧ください。


www.youtube.com

カメラアームとは

一眼レフカメラやビデオカメラなどを自由な角度や位置に固定するためのアームで、amazonで検索するだけでも色々な形のカメラアームがあります。

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アームをそれぞれ動かして固定するタイプ。

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デスクアームライトと同じように連動してアームが動いて固定できるタイプ。

商品リンクhttps://amzn.to/3S1G682

他にもアーム自体が曲がるフレキシブルアームタイプのものなど様々です。
値段も2,000円〜6,000円くらいと幅広くあります。

しかし、そのレビューを見ると評価はマチマチで、一眼の重さに耐えられず安定感が無いとか、固定部分がチープとか、、それなら木製のがっちりしたものを作ってみようということで、今回作ってみました。

型を起こして材料を切り抜く

Illustratorで型を起こす

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まずはイラレを使って型を起こしました。画像検索で理想に近い木製のカメラアームを検索して、あとは想像と愛用しているカメラのサイズから寸法を決めました。

www.adobe.com

バンドソーでカット

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印刷した型をラワン合板にスプレーのりで貼り付けて、それぞれのパーツをバンドソーでカットしていきます。

材料には、ホワイトウッドなどの軽くて割れやすい素材を使うよりも、ラワン合板のような比較的丈夫な素材を使った方が良いと思います。
ホワイトウッドで作ると一眼レフのような重量のあるカメラを乗せられるか不安です。

ディスクサンダーで微調整&角を丸くする

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バンドソーでカットすると少し断面がガタガタしているので、ディスクサンダーで真っ直ぐ綺麗に仕上げておきます。
角は基本的に触れても痛く無いように丸くしておきます。

こういう作業にディスクサンダーは本当に便利!DIYの7つ道具に加えることをオススメします。

商品リンクhttps://amzn.to/48MNgDQ

可動部のボルト固定用穴を開ける

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可動部にボルトを通して固定するための穴を開けます。今回使用するボルトはM6なので、φ6の穴を開けてクリアランスをなるべく小さくしました。

ジグソーで肉抜きをする

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それぞれのパーツは少しでも軽くしたかったので、不要な部分は肉抜きします。
ドリルで角に穴を開け、ジグソーの刃が入るようにします。

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ジグソーで内側をくり抜きます。
ジグソーは難しいですね、全然まっすぐ切れません。安価なジグソーを使っているからという理由も少しはありますが、切断面はジグザグです。

内側をサンディングする

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ボール盤にヤスリをセットしたなんちゃってスピンドルサンダーで切断面を綺麗にします。

商品リンクhttps://amzn.to/3tUE4yb

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スピンドルサンダーとは、欲しがる人が少数派のような木工機械。これが本当に便利そうなんですよね、amazonで探してもSK11のスピンドルサンダーしか見当たらない。
やっぱり少数派。

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なんちゃってスピンドルサンダーでサンディングしましたが、限界を感じました。ヤスリで微調整します。

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この流れで、関節のそれぞれのパーツを切り抜いていきます。

それぞれのパーツを複製する

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切り抜いたそれぞれの関節パーツを複製します。
一つ目を合板に写しとって、バンドソーで大まかにカットしていきます。

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トリマーテーブルにコロ付きビットをセットして、一つ目のパーツに沿わせながら削っていけば、簡単に同じものが複製できます。

雲台取り付け部を作る

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先端の雲台取り付け部を作ります。挟み込んだパーツには、雲台取り付け用の穴をあけておきます。

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ボンドとネジで固定すれば雲台取り付け部の完成です。

根本部分を作る

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根本部分はこのように、上下にパイプを通すための穴をあけたものを取り付けます。

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今回使用したパイプは、ステンレス巻きパイプのφ19です。

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金切鋸で必要な長さにカットします。

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根本部分にパイプを差し込み、横から貫通穴をあけます。

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あけたところにボルトを通して反対側で固定します。これで根本部分ができました。

アームを作る

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アームの部分は、15mmの合板を2枚重ねて作ります。

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それぞれの両端にボルト用の穴をあけます。

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角は、他と同じようにディスクサンダーで丸くしておきます。

カメラアームの組み立て

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できたパーツを組み立てていきます。こんな感じにボルト、ワッシャー、スプリングワッシャー、蝶ナットで固定していきます。

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中心部を挟み込んで、

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根本部分を固定すれば、カメラアーム本体の完成です。

土台を作る

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次にカメラアームを固定するための土台を作ります。
合板に鬼目ナットを仕込んで、固定ネジが入るようにします。接着には、いつもの多用途タイプのボンドを使いました。

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土台はこんな感じに箱状にして、ネジで固定します。

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固定用のネジを側面から差し込めば、土台の完成です。

カメラアームを設置する

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土台を壁にネジ6本を使って固定しました。そこに上からカメラアームのパイプを差し込みます。

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雲台のみを購入したので、それを3/8インチねじで固定します。僕のおすすめは、クイックシューが使えるボール雲台です。

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完成

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これで木製のカメラアームの完成です。

クイックシューにスマホ用のスタンドを取り付けて、スマホをセットすればスマホでの撮影も自由自在です。

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ボール盤の撮影。

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スライド丸のこの撮影。

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ディスクサンダーの撮影。

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バンドソーの撮影。

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ちなみに卓上用の土台も作りました。これを使えば、

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なんとトリマーテーブルの俯瞰撮影ができます。

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これは初めてのアングルです。ビットによっては削れている感じがわかりやすいと思います。

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もちろん一眼でも大丈夫。十分重さにも耐えられます。何より見た目の安定感と安心感があります。カメラを落としたら大変ですからね。

まとめ

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ということで今回は、カメラアームを作ってみました。これで撮影もスムーズになる!と思ったんですが、カメラをいちいち付け替えるのは変わらないので、2台目のカメラが欲しくなってしまいました。。いつか買えるように、努力します。

アトリエキンパラでした。


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