みなさんこんにちは、アトリエキンパラです。
今回は、前回に引き続きレジカウンターの製作です。
時間もお金もかかってしまいましたが、友人はきっと喜んでくれるはずです。
続きをご覧ください。
パート1は、こちらです↓
棚板の製作
下段のディスプレイスペース用に棚板を作ります。
こちらもヒノキで作りました。どんな商品が乗るかわかりませんが、商品の重さに耐えられるようにしたいので、裏面に反りどめをつけておきます。
反りどめを入れるために、アリ溝加工をします。
与板利器(ARDEN)のアリ溝ビットTA-15Gを使ってみましたが、切れ味はとっても良かったです。
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少しお値段高めなんですけどね。
やり方としては、先にストレートビットで溝を掘っておいて、その後にアリ溝ビットで広げていく感じです。
その方が抵抗が少なくて済むと思います。
こんな感じに綺麗にアリ溝ができました。
はめ込む角材は、トリマーテーブルで加工します。角度は同じなので、同じアリ溝ビットを使って、丁度良いサイズに加工します。
はめ込む角材は、少しきついぐらいがちょうどいいと思います。ハンマーでたたき入れれば反りどめの完成です。
これがあるだけで、商品が乗った時の重さによる反りには耐えられそうです。
引き戸の製作
ビスケットジョイントで組み立て
引き戸も四隅をビスケットジョイントで組み立てます。
ビスケットジョイントを使う場合、板の幅が55mm以上ないと(自分調べ。)ジョイントカッターで掘る溝が、外にはみ出してしまいます。
なので上桟(かみざん)の幅は、60mmにしました。框(かまち)はそんなに太くしなくても大丈夫です。
接着の時に歪みがあると、後で修正しづらいので、クランプで締め付ける時には、歪まないように注意して締め付けます。
アクリル取り付け用の溝を掘る
扉にはアクリル板をはめるので、トリマーで内側に溝を掘ります。
使用するのは、コロ付きのシャクリ面ビットです。
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引き戸の内側にベアリングを当てながら削ることで、簡単に段差ができます。
トリマーで削った後の角は丸くなってしまうので、ノミを使って直角に削ります。
ついでに上桟(かみざん)には、本体に差し込む時の溝も掘っておきます。
ローラー(戸車)を取り付ける
上桟には溝を掘りましたが、下桟(しもざん)には今回こちらのローラー(戸車)を使いました。
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こちらのローラーは中心のネジを回すことで、ローラーの高さを調整することができるという優れものです。すごい構造ですよね。
実は、引き戸はほとんど作った経験が無いので、差し込み具合なんかの計算がよくわかりませんでした。
今回は経験を積む良い機会でもあるのですが、保険をかける意味でも調整できるローラーを使いましたw
実際、レジカウンターは長く使ってもらうものだし、むしろローラーで良かったと思います。滑りもスムーズ!
使い方は簡単で、スライド蝶番の付け方に似ています。
まずは、説明書通りの大きさのボアビットで、下桟に座繰りを入れます。
そこにこのローラーを入れるだけです。はい、簡単。これを一枚の扉に対して左右に2個入れます。
上桟用のローラーの付いていないプラスチックパーツもありますが、そのパーツは使わずに、上桟に段差をつけて本体の溝を滑らせるようにしました。
多分、上桟にプラスチックパーツを使わなくても滑りに影響はないと思います。
取手の埋め込み
取手の部分には、埋め込み型の取手を使います。
ノミを使って少しずつ掘っていきます。
引き戸は両方の扉が交差するので、取手は埋め込みの方が開口が広くできます。
パート3へ続く↓