みなさんこんにちは、アトリエキンパラです。
開業する友人のために作るレジカウンターもいよいよ塗装して、組み立てて完成です。
塗装は何度経験しても気を使いますよね。
続きをご覧ください。
パート3はこちらです↓
チーク色に塗装する
今回のレジカウンターの希望の色はチークです。
https://icasa.jp/?pid=127946223
チークは、北欧家具によく見られる、深みのあるとても綺麗で落ち着いた色です。
ワシンの水性ウレタンニス5、6回塗り
この色をヒノキで表現するのはなかなか大変でしたが、いつも使用しているワシンの水性ウレタンニスのつや消しチークで表現することにしました。
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この塗料は本当に使いやすくていつも重宝しています。
つや消しタイプですが、適度な光沢感が出るのでとても美しい仕上がりになります。
色の種類も豊富で、作りたい色に合わせて選ぶことができます。
ワシンの水性ウレタンニスは、そのままでも塗ることはできますが、粘度が若干高いので、30%くらいの水で薄めることで、塗料の伸びがとても良くなり塗りやすくなります。
この写真はシナランバーコア材(棚板のところ)に1回目に塗ったものですが、黄色っぽくて全然チークっぽくありませんよね。
DIY初心者の方は、ここで諦めてしまうかもしれませんが、DIYのプロは諦めずに塗り重ねていきます。
↑3回塗りで少し濃くなってきました。
水で薄めている分、若干ですが着色に手間がかかると思います。
↑6回塗りでご覧の通りです。
写真なので実際の色と違いますが、深みのある落ち着いたチークっぽい風合いになりました。
こちらはヒノキの天板を塗ったものです。
これも5、6回は重ね塗りしています。これくらい深みが出れば問題ないと思いますが、チークとの違いは、少し赤みが足りないようなところ?でしょうか。元が白いヒノキなので、なかなか難しいところはあります。
それから木目はどうしようもありません。わかる人にはヒノキだとすぐにバレますw
(結果的には喜んでくれました。)
ワシンの油性オイルステイン + 水性ウレタンニス
水性ウレタンニスで塗り重ねるのも少し時間がかかるということで、今回、もう一つの方法で塗装を試してみました。
こちらは同じメーカーの油性オイルステインです。
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水性タイプも売られていますが、今回はたまたま油性になりました。
これを先に塗り込んで着色することで、手早く深みを出す試みです。
オイルステインタイプなので、真っ白なヒノキにしっかりと着色できて、1度でかなり濃い色に仕上がります。
塗った後は拭き取ることで、余分な油分を取り除きます。
オイルステインは、木の内部に浸透するタイプの塗料なので、このままでは表面は保護されずに色移りの原因になる場合があります。
なので、オイルステインで着色した上からもう一度水性ウレタンニスを塗ることで、表面をコーティングしてあげます。
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ウレタンで表面をコーティングすることで、汚れなどがついた場合も拭き取りやすくなります。
それから、これはレジカウンターなので、お客さんがバッグを引っ掛けたりした場合にも傷が付きにくくなります。
2つの塗装方法を試しましたが、どちらの方法でも同じように深みのある塗装ができました。同じメーカーで同じ色味を選んでいるので、そこまで違った風合いにはなりません。
本体は、2番目の油性オイルステイン+水性ウレタンニスで仕上げました。
オイルステイン塗装後はこんな感じです。やっぱりこのままでは艶がなくて少し物足りないんですよね。
2つ塗りはオススメです!
アクリルを取り付ける
ディスプレイのアクリル板の取り付け
アクリルは本体内側からはめ込みます。
アクリルの厚みは、実用的には3mmでも良いかもしれませんが、お客さんの足が当たってしまったり、輸送時のことも考えて5mmにしました。
アクリル板は、大きさによってはホームセンターでは購入できないかもしれないので、アクリル専門店で購入することをオススメします。
輸送の揺れに耐えられるように、アクリルを直接取り付けるのではなく、下にスポンジテープを貼り付けて、クッション代わりにしました。
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貼らないよりは安心です。
角材が15mmなので、インパクトドライバーがどうしてもアクリルにぶつかってしまいます。急遽、フレキシブルシャフトという先端が曲がるドライバーソケットを買ってみました。
狭いところにも入っていくのでネジを閉めるには十分使えましたが、先端が安定しないので、そこまで使いやすい製品ではありませんでした。でもとりあえずネジ頭を壊すことなく締め付けできたので、万が一アクリルが破損した時にも取り外しがちゃんとできそうです。
扉のアクリル板の取り付け
扉の方にもアクリル板を取り付けます。仕様はディスプレイの方と同じ感じです。
ここはとても細い角材を使ったので、ピンネイラーで固定しました。
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組み立て完成!
天板は裏からネジで固定しました。
上段の棚板は樹脂パーツの棚ダボで設置します。
棚板は左右に一つずつ作ったので、自由に仕切ることができます。
こちらが樹脂の棚ダボです。重量の心配があまりない場合やコストを抑えたい場合にこれを使っています。
下段のディスプレイスペース用の棚を設置します。
こちらはどんな重量にもある程度耐えられるように、金属製の棚ダボにしました。
扉もきっちりはめることができました。
ローラーのおかげで滑りもバッチリです。
ちなみに中の商品の視認性も良さそうです。
扉にアクリルを使ったおかげでだいぶ明るくなりました。
これで、ヘアサロン用レジカウンターの完成です!
長かったー。本当に慎重に作ったので時間がかかりました。。でも良いものができました。
これなら友人も喜んでくれると思います。
納品しました
早速納品しました。こちらが店内の様子です。友人に写真をもらいました。
奥に鎮座しているのが今回製作したレジカウンターです。
なんとドアの色に激似でした。チークが良かったのはこれに合わせる目的だったのかな?でも馴染んでよかったです一安心。
ディスプレイスペースの商品も明るくて見やすい!これなら購買意欲につながるかもしれません。
まとめ
ということで長きにわたってお送りしたレジカウンターの製作もこれで一件落着です。
依頼をくれた友人には本当に感謝しています。初めて作るものというのは本当に不安で仕方ありませんが、こういった経験を積むことで自信につながります。
次が来てもビビりません。w
友人もとっても喜んでくれました。
ヘアサロン開業本当におめでとう!夢が叶ったね!
僕の夢は、、、
アトリエキンパラでした。
今回の動画
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