みなさんこんにちは、子供の頃にクリスマスに何も頼まないで「アレが欲しい」と願い続けていたら、枕元にセガサターンが置いてあったアトリエキンパラです。
今回は、クリスマスツリー用のプランターを作ってみました。
クリスマスツリーをプランターに入れるだけで、いつもよりおしゃれになりますよ。みなさんもぜひ、この記事を参考にして作ってみてください。
- 今回の動画
- 今年のクリスマスツリーはちょっとおしゃれ!
- 材料
- 脚を作る
- 側板を作る
- 枠を作る
- 枠を組み立てる
- 側板を取り付ける
- 底板を取り付ける
- 天面を作る
- フレームを作る
- サンディング&オイルステイン塗装
- 塗装
- LEDを仕込む
- クリスマスツリープランターの完成
今回の動画
今回の内容を動画で観たい方はこちらから↓
今年のクリスマスツリーはちょっとおしゃれ!
こちらが毎年見るクリスマスツリーの光景です。いつも思っていたのですが、下の方がちょっと寂しくないですか?
そしてこちらが今年のクリスマスツリー。
なんということでしょう〜。昨年よりもだいぶオシャレになりました。
材料
今回使用した材料は、2×4の廃材です。もともと屋外で使っていたものなので、木材防腐保護塗料が塗られています。
このままでは汚れているので、鉋をかけて綺麗にします。
手押しかんなで表面を1〜2mm削ってみると、元の綺麗な木目が出てきます。
(廃材を使う場合には釘などが刺さっている場合があるので要注意!刃が一瞬で欠けます。。)
最近では京セラ(旧リョービ)が手押しカンナの製造をやめてしまったので、ヤフオクやメルカリで中古を購入することをおすすめします。新品を購入したい方は、オフの店のKERV 卓上手押しカンナ盤 ワイド205が良いと思います。
オフの店→https://www.off.co.jp/category/A01/T_1418.html
こちらの機種は価格は少しお高めですが、DIYにぴったりの精度とサイズ感です。
京セラのようなブレードタイプの1枚刃×2枚ではなく、カッターヘッドタイプなので、かなり経済的だと思います。一つのカッターヘッドが欠けても、そこだけ変えることができます。
手押しカンナをかけた後に、自動かんなで厚みをそろえれば廃材が復活!
オススメの自動かんな→https://amzn.to/49AbGC2
脚を作る
脚は太くどっしりとしたものにしたいので、50mm角にします。2×4材では厚みが足りないので、2枚を重ねることで厚くします。
テーブルソーでカットする時も釘が入っていないかチェック!
3本の角材を接着して100mm以上の厚みにします。これで2本分の材料になります。
タイトボンドは速乾タイプのオリジナルを使っています。
タイトボンド→https://amzn.to/4feDCg2
乾いたら50mm角でカット。
スライド丸鋸で長さを整えます。脚の長さは400mmにしました。
オススメのスライド丸鋸→https://amzn.to/3Bp2y6B
側板を作る
側板は、2×4を半分にカットして使います。1×4(19mm)より薄くても問題ありません。汚れているところをカンナで綺麗にし、厚みは15mmになりました。
バンドソー→https://www.off.co.jp/item/T_3110.html
枠を作る
脚と脚を繋ぐための枠を全部で8本作ります。
枠には側板をはめ込みたいので、側板の厚み分を切り欠きます。
テーブルソーでカットすれば簡単に切り欠き部分が作れます。
テーブルソー→https://amzn.to/4iAfW8z
側板が入るとこんな感じにツラになります。
枠と脚にはジョイントカッターで溝を掘り、ビスケットジョイントで組み立てます。
棚板や2×4くらい幅のある材料には、ビスケットジョイントがもってこいです。
最小でも材料の幅は60mm位必要でしょうか?それ以上幅の狭い材料にジョイントカッターを使うと、溝が左右にはみ出してしまいます。
枠を組み立てる
脚と枠をビスケットジョイントで組み立てます。ビスケットジョイントは左右の場所が決まるので、組み立てやすくなるというメリットもあります。上下にもほんの少し微調整が効くので、ビスで固定するよりもラクな場合があります。
2本の脚に対して2本の枠を取り付けますが、下の枠は全体のバランスを考えて底から50mmのところに取り付けました。
パイプクランプでガッチリと固定します。
枠の真横にパイプクランプを取り付けたいと一瞬思いますが、真横につけてしまうと脚がひねってしまうので上下にクランプします。
同じものが2つできたら、四角になるように組み立てます。このパイプクランプは自立するところが最強ポイントです。使いやすい。
オススメのパイプクランプ→https://amzn.to/3Db7X1z
側板を取り付ける
枠が完成したら、そこに取り付ける側板を内寸でカットします。意外とたくさん使いました。。
ただ取り付けるだけでは面白くないので、角にRをつけます。
使用したのは6Rのトリマービットです。
トリマービット→https://amzn.to/3ZZHfSN
トリマーテーブルを作ると安全に作業できます。
丸みがあるだけで少し柔らかい印象になります。
ボンドとフィニッシュネイラーで1枚ずつ本体の内側から取り付けていきます。
最後の部分は隙間に合わせてカットしたものを取り付けます。
底板を取り付ける
底板を載せるための角材を下の方に取り付けます。
底板には、余っていたOSB合板を使います。
フィニッシュネイラーで固定すれば底面の完成です。
天面を作る
このまま底板にクリスマスツリーを置いてしまうと、ツリー自体がかなり埋まってしまうので、上から130mmのところに角材を取り付け、その上に天板を持ってきます。
天板にはOSBよりも見た目が良いMDF合板を使いました。
天板の中心には指貫穴を開けておきます。
天板は取り外せるので、オフシーズンにはプランター自体を収納として使うことができます。普通に観葉植物を入れてもオシャレかもしれません。
フレームを作る
このままだと少しだけ物足りないので、後付けできるフレームを作ります。
厚み26mm×幅80mmの材料をスライド丸鋸で45度にカットします。
本体よりも出っ張るサイズ(600×600mm)でフレームを作ります。
少し大きいので、こんな時にはベルトクランプが役に立ちます。
オススメのベルトクランプ→https://amzn.to/3Bs1fUo
フレームの裏には、本体に落とし込むための角材(35×18mm)を取り付けておきます。
サンディング&オイルステイン塗装
組み立てが完了したのでサンディングして塗装します。
サンディングにはマキタのランダムオービットサンダーを使います。とても使いやすく、何回落としても壊れません。今のところ。。
最近マキタのバッテリーを手に入れたので、コードレスのサンダーが欲しいな〜。サンタさんくれないかな〜。
充電式ランダムオービットサンダ→https://amzn.to/4finNF1
塗装
今回の塗装には、ワシンペイントの油性オイルステインを使います。色ムラが少なく、木目を引き立たせることができる着色塗料です。
今回はチークとオールナットをブレンドしてみました。
油性オイルステイン チーク→https://amzn.to/3ZGrDlu
オールナット→https://amzn.to/4fjx1kf
オイルステインは一度塗ったら拭き取るので、元の材料によって染み込み方が違います。
写真では濃く塗装できているように思っても、拭き取ると案外薄く仕上がります。
チークの明るさにオールナットの深みが合わさるとちょうど良いかなと思いましたが、元がホワイトウッドなので、かなり薄めになります。
一度塗りでこのくらいです。もっと濃くしたい時には、2、3回塗り重ねると若干濃くなります。
この塗料は色移りするので、最後にウレタンニス塗装をして完成です。ウレタンニス塗装をすると乾いた感じの色が引き締まって、少し濃くなります。
水性ウレタンニス→https://amzn.to/3BIqSjQ
LEDを仕込む
完成したプランターの中に、電球色のLEDテープを入れてみました。
下からの柔らかい光がオシャレさを演出します。
LEDテープライト→https://amzn.to/49DpuM8
クリスマスツリープランターの完成
と言うことでクリスマスツリーのプランターが完成しました。
クリスマスツリー自体のボリュームがアップしたような感覚です。
プランター自体にインパクトがあり、おしゃれでかっこいい感じになりました。これなら子供達が喜ぶこと間違い無しです!
さらに良いことに、ルンバがクリスマスツリーにぶつかって位置が動くようなことがなくなりましたw
みなさんも是非、参考にして作ってみてください。
アトリエキンパラでした。