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【DIY】新開発のトリマー治具!アルファベット治具で簡単綺麗に名入れ加工

みなさんこんにちは、アトリエキンパラです。

今回は、トリマーを使って簡単にアルファベットが掘れる治具を開発してみました。これさえあれば、お子さんへのプレゼントに名入れが出来るので、世界に一つだけのオリジナル家具にすることができます。みなさんもぜひ参考にして作ってみてください。

目次

今回の動画

動画で見ると加工している様子がわかりやすいと思います。


www.youtube.com

名入れができる!

加工したものを先にお見せするとこんな感じです。アルファベットを簡単に掘ることができます。

そもそもこの治具を製作しようと思ったきっかけは、友人の子どもたちにプレゼントしている子供用のイスに綺麗に名入れがしたいという思いから生まれました。構想何年だろうというくらいずーっと考えていたもののなかなか出来上がらず、使い勝手には色々あ離ますが、やっと形にすることができました。

3Dプリンターでテンプレートを作る

色々考えた末、A〜Zまでのアルファベットを3Dプリンターを使って製作することにしました。使用している3DプリンターはEnder3 S1です。強度も十分で、同じものを何個も作ることができるのでテンプレート作りには3Dプリンターがピッタリです。

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こちらが3Dプリンターで作ったテンプレートです。トリマーのテンプレートガイドに合わせて書体は丸文字になっています。上下にはビス固定用のネジ穴がついていて、上面を平らにしたいのでテーパーにして皿ビスの頭が収まるようにしてみました。

ベースの製作

ベースには加工しやすいMDFを使いました。あまり厚すぎるとトリマービットが届かなくなるので、なるべく薄いものにしました。

ベースには、材料を固定するときに使う長穴を開けておきます。

テンプレートを固定するのにTスロットトラックを使いました。アルミ製で強度も十分にあります。Tスロットトラックには同じような形で細身のタイプもありますが、今回は幅30mmの太い方を選びました。

Tスロットトラック→https://amzn.to/3Uyzdx2

このTスロットトラックはアルミ製なので、スライド丸鋸の刃をアルミ用に交換すれば簡単にカットできます。

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Tスロットトラックは、セメダインのスーパーXでMDFに接着します。スーパーXは多用途なのでアルミと木がしっかりとくっ付きます。

スーパーX→https://amzn.to/3UF8Wgj

作っておいたテンプレートを挟み込んで、2本のTスロットトラックが平行になるように接着します。

テンプレートは動かないようにTスロットトラック用のナットで固定しておきます。

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クランプをたくさん使って、MDFとTスロットトラックをしっかりと圧着します。1日乾かせばしっかりと固定されます。

材料をどうやって固定するか考えた結果、上下に可変できるブロックを取り付けて材料を挟み込むことにしました。ブロックにはナットを仕込みました。

最大固定幅は当初の目的である子供用の椅子の背もたれの部分に名入れをしたかったので、そのサイズ感で作りました。この固定するブロックを取り外せば、平らな面にも固定することができます。

使用するトリマー

今回使用するトリマーは、マキタのトリマRT51DZです。プランジベース仕様なので高さを簡単に可変することができます。今回の治具にピッタリです。

マキタのトリマRT51DZ→https://amzn.to/3YSCmdF

そこに取り付けるのがこちらの9.5mmのテンプレートガイドです。純正で販売されている中でも最も細い9.5mmのテンプレートガイドです。ちなみにトリマーに同梱されているテンプレートガイドは、少し太めの16mmです。形状は見ての通りの鉄板に丸パイプが飛び出たような形状です。

プランジベースの底面にビスで簡単に取り付けることができます。

今回3Dプリンターで作ってみたテンプレートは、取り付けたテンプレートガイドがちょうどハマる大きさになっています。

アルファベットを掘ってみる

材料に治具を乗せ、クランプで固定してトリマーで削っていきます。プランジベースの背面には高さロック機能がついているので、少しずつ下げながら掘っていきます。

ご覧の通り、綺麗なAの文字が掘れました。と言いたいところですが、細かな部分が欠けてしまいました。この材料はヒノキなので、少し柔らかい木に対してはあまり深く掘らない方が良いのかもしれません。

でも治具なしでこんなに真っ直ぐ綺麗には絶対に掘れません。これで3mmの深さですが、深さをもう少し浅くした方が良いかもしれません。

今度は5文字掘ってみました。治具のサイズ的に文字数は最大でも5,6文字でサイズと間隔はご覧の通りになります。Sなんてフリーハンドじゃ絶対に掘れませんからね。

おまけにシナベニヤにも1mmの深さで掘ってみましたが、ヒノキよりもとても綺麗な文字を掘ることができました。

形状も掘れる!

もう一つおまけに、いろんな形状を試してみました。星型やハート型。肉球なんかも作ってみました。

ご覧の通り、とても可愛い形で綺麗に掘ることができます。

まとめ

この治具のおかげで今まで躊躇していた名入れ作業もかなり効率よく綺麗にできると思います。子供の椅子の名入れだけじゃなく、ペット用品を作って名入れしてあげるのもアリかもしれません。

みなさんもぜひ作ってみてください。

アトリエキンパラでした。

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