みなさんこんにちは、アトリエキンパラです。
今回は、子供の成長を記録するための身長測定器を作ってみました。
最近の家(我が家は築10年以上)は、柱が表に出ていませんから、柱に直接線を引くという事はなかなかできないですよね。
ぜひ参考にして作ってみてください。
身長測定器の構造
今回作る身長測定器の構造はこんな感じです。柱となる2×4に少し段差をつけ、そこに折りたたみ式の測定器を上から通す感じです。折り畳みはダボを軸にして作ります。
折り畳みの固定と柱への固定にはマグネットを使います。構造的にはとってもシンプルです。
折りたたみ式測定器部分を作る
材料を加工
今回使用する材料はホワイトウッドです。
テーブルソーで測定器部分の材料をカットしていきます。
頭が当たっても危なく無いように、先端部分は角を取って丸くしておきます。
マグネットを仕込む
測定器を広げたときに固定するために、マグネットを使って固定します。
マグネットには、金属ヨーク(キャップ)というものをマグネットに被せたものを使用しました。
マグネットのサイズはφ20で、持っているボアビットに合わせて選びました。
小さな角材の中心に、φ20のボアビットで穴を座グリます。
マグネットの深さになるようにザグったら、マグネットを入れてネジで固定します。
マグネットは穴があるタイプなので、簡単にねじ止めできます。
マグネットを仕込んだものをボンドで貼り付けて、クランプで固定します。
接着したら、側面に軸用の穴を開けます。最初から大きな穴を開けると、簡単に割れてしまうので、細いドリルで穴を開けてから徐々に大きくしたほうが割れにくいと思います。割れましたが。。
角の部分は、折り畳むときに干渉するので、削って丸くしておきます。
側板を作る
溝を掘る
側板には、柱を滑らせるための溝を掘ります。
テーブルソーで何回もカットして、こんな感じに段差を作ります。
ここも角が出ていると危ないので、ディスクサンダーで面を取っておきます。
軸を取り付けてマグネットを仕込む
側面に軸用の穴を開けます。
軸にはφ8のダボを使うので、φ8の穴を開けます。ホワイトウッドは柔らかいので、割れやすいです。。
側板の片側には、先ほどと同じようにマグネットを仕込みます。
このマグネットが、柱にくっ付きます。
軸のダボを叩き入れます。ダボはボンドで接着しました。
測定器部分の組み立て
両側板の内側に中板を挟み込み、可動部を軸に差し込みながら挟み込んで固定します。組み立ては、ボンドのみで十分です。
中板には可動部の固定用に同じマグネットを仕込みます。最初はワッシャーを取り付けて、そこにマグネットが貼り付くようにしましたが、このマグネットの磁力では保磁力が足りませんでした。。
最初からネオジム磁石を選択しておけばよかったかもしれません。
可動部は、使っているうちに取れないように、角材を貼り付けて補強しました。
柱を作る
歪みをとる
柱にもホワイトウッドの2×4を使います。
少し見にくいですが、かなり歪んでいます。ホワイトウッドはソフトウッドなので、湿気ですぐに歪んでしまいます。あきらめましょう。
色々頑張って補正しようとしましたが、真っ直ぐにはなりませんでした。。
今使っている手押しカンナよりも、もっとテーブルの長い手押しカンナがあれば、、上手く歪みが取れると思います↓
段差をつける
柱の側面には、先ほど作った測定部分を差し込むための段差を作ります。
愛用のトリマー(リョービのMTR-42)で何回かに分けて削っていきます。
柱の高さ調整
柱の高さは、ドアの高さに合わせてカットします。
使用しているシンワ測定の丸ノコガイド定規【エルアングルフィット】は、丸ノコ初心者の方には是非使っていただきたいオススメの木工アイテムです。
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僕もこの丸ノコガイド定規を、木工をやり始めたときに手に入れたおかげで、DIYがより楽しくなったと思います。
柱に測定器部分を差し込んでみて、スムーズに動くか確認します。ホワイトウッドの柱が歪んでいるので、突っ掛かるところがあるかもしれません。そこは軽く削って補正します。
ワンポイントにダボを入れる
柱には100ピッチで穴を開け、ダボをたたき入れました。ちょっとしたワンポイントになります。
塗装する
今回は、ワトコオイルのミディアムウォールナットで塗っていきます。
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先ほどのワンポイントのダボは、塗装するとこんな感じに濃くなって見やすくなります。
設置する
柱にセッティングメジャーを貼り付けます。
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両面テープ付きなので簡単に貼れます。
このセッティングメジャーは金属製なので、柱に貼り付けたこれに測定器がマグネットで張り付くという構造です。なかなかの原始的アイデア!
柱は、壁の下地があるところに木ネジで固定しました。
身長測定器の完成
これで身長測定器の完成です!
折り畳むととてもコンパクトで、上か下に貼り付けておけば邪魔になりません。
子供の身長を測りたい時は、測定部分を開けばあっという間に測れます。
これで子供の成長が少しわかりやすくなりました。
アトリエキンパラでは、普段生活の中であったらいいなと思うモノを作っています。是非これからも暇つぶしにご覧いただければ幸いです。
アトリエキンパラでした。
今回の動画
今回の製作動画をYouTubeチャンネルで公開しています。よろしければそちらも合わせてご覧ください。高評価、チャンネル登録もよろしくお願いします。