みなさんこんにちは、アトリエキンパラです。
今回は、以前製作したトリマー用手彫り治具を実際に使ってみての感想とオススメのトリマービットをご紹介したいと思います。
治具の深さの調整
前回、治具が完成したところまでを記事にしましたが、少し凡ミスをしていました。
トリマーの固定パーツが上についていることで、
ビットの深さが、かなり浅いところまでしか下がらないことが発覚しました。
ということで、トリマー固定パーツを底面に付け直しました。
そうすることによって、固定パーツの厚み分下に深くできるようになりました。
そもそもベースの高さが45mmもあるので、その分下げることができないと薄い材料に対応できませんでした。これで対応可能です。
ちなみにこのリョービのトリマーMTR-42は、本体ボディの回転部分を回すことによって深さの微調整ができる機能が付いています。
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この治具に設置してもその機能を生かすことができます。とっても便利。
実際に文字を掘ってみる
では実際に、いくつかのトリマービットを使って文字を掘ってみたいと思います。
V溝ビット/SK11
まずはSK11のV溝ビットを試します。
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溝の角度は90度で、刃幅は13mmです。
最初に余白の部分で真横に掘ってみました。
たぶんどのビットでも言えることですが、トリマーの回転運動の力で右上に行く力が働き、綺麗に真横に掘ることができません。ゆっくりやっても無理でした。
文字を掘ってみると、なんとか形にはなります。
ビットの深さを浅くして、先端の抵抗が少なくなって掘りやすいと思いましたが、そうでも無いみたいです。
溝が細いせいか、なんとなく汚い溝になってしまいました。
コアボックスビット/KERV
次はKERVのコアボックスビットを使ってみました。半径6.4mmで刃径12.7mmです。
こちらは、オフの店Web Shopで購入できます。
今までにいくつかのトリマービットを購入しましたが、どれも切れ味は抜群です。
切れ味は抜群でいう事ないんですが、今回の文字のデザインの線幅には上手くあいませんでした。
もう少し小さな刃径のコアボックスビットなら綺麗に掘れたかもしれません。
みた感じ、文字が完全に潰れてしまいました。なんというか、文字と周りとの境目がはっきりしない感じです。
ストレートビット/SK11
最後に普通のストレートビットを使います。刃幅は6mmです。
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Bの文字は若干深く掘りすぎた分、抵抗も大きくなりかなり不恰好です。
Cからの文字は少し深さを浅くして掘ってみました。こちらも若干の歪みはありますが、今回試した3つの中で一番良い形に掘れた気がします。
少しの歪みも、これなら味になっている感じです。
輪郭もくっきりと現れるので文字も読みやすいです。
亜麻仁油を塗ってみる
今回の材料は木肌が白いヒノキなので、試しに亜麻仁油で色を濃くしてみました。
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濃くすることで、輪郭がより強調されて文字が見やすくなりました。
まとめ
今回の文字掘り検証で、個人的にはストレートビットが一番良いという結果になりました。これはあくまで僕の感覚なので、他のビットが良い方もいるかもしれません。
次に文字を掘るときには、もう少し切れ味の良いストレートビットを使ってみようと思います。
次回もお楽しみに、アトリエキンパラでした。
今回の動画
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