みなさんこんにちは、アトリエキンパラのキンパラです。今回は、モールディングを使ったシンプルでちょっとオシャレな腰壁を作っていきたいと思います。
今回の内容はYouTubeにもアップしたので、よろしければご覧ください。
パリのアパルトマン風オシャレな腰壁の作り方/Wainscoting
オシャレな腰壁を設置する場所
こちらが今回腰壁を設置する2階の部屋の窓です。窓は上下に分かれていて、上は開閉式、下はガラスのはめごろしになっています。窓の先にはベランダが無いので、こういう設計になっていてもおかしくは無いと思いますが、夏の暑さや冬の寒さの原因の一つにはなっていると思います。明かりは上の窓だけで十分明るいので、今回はここを壁で塞いでしまおうと思ってしまいました。
どうせ塞ぐなら少しオシャレな方がいいですよね。
材料をカット
ますは12mmのベニヤ合板を窓のサイズにカットします。大きめの丸のこ定規を作っておくととっても便利です。
枠やモールディングに使う材料もカットしていきます。材料はホームセンターで購入した1×4材です。
材料をカンナがけ
手押しカンナで平面を出します。歪んだ材料も平らになると作業がしやすくなります。
反対側の面は自動カンナで削って、厚みを整えます。最終的に厚みは17mmになりました。
テーブルソーで材料の幅を整えておきます。
モールを作る
モールディングに使うためのモールを作っていきます。ホームセンターにもちょっとしたモールは販売していますが、トリマーがあれば自分で作れてしまうので、今回は簡単なモールも自作していきます。
まずは材料をテーブルソーで細くカットしていきます。
次にトリマーで一つの角を削っていきます。使用したビットはボーズ面ビットです。いつもはRをとるだけに使用するので、半径分しかビットを出しませんが、装飾の段差を作るので、半径よりもやや出して削っていきます。
こんな感じにモールができます。ビットを出した分が、このように段差になってオシャレ感がアップします。
合板に枠を取り付ける
合板に枠を取り付けていきます。タイトボンドを塗ってクランプで固定します。
フィニッシュネイラーで固定します。ピンが合板から飛び出さないように注意します。
同じように、枠を固定していきます。
中心にも一本固定します。直角が出ていないと後でモールを貼り付けるときに隙間が空いてしまうのでスコヤで直角を見て固定します。
合計5本の板を取り付けたら枠の完成です。
モールを貼る
モール(モールディング)を貼っていきます。まずはスライド丸ノコを45°にセットします。端材で何度か試し切りをして45°にぴったり合わせます。
モールの片方を45°でカットします。
モールを枠にはめ、カット位置を印します。
枠にハマるのを確認したら、ボンドをつけて貼り付けます。
フィニッシュネイラーで固定します。この手順で8箇所取り付けていきます。
取り付けるとこんな感じです。もうオシャレ。
表面の処理
今回所々固定するのにフィニッシュネイラーを使ったので、ピンの跡が残ってしまいました。そこを木工パテで埋めていきます。乾くとへたるので、少し厚めに塗っておきます。
オービタルサンダーで全体をやすりがけします。マキタのランダムオービットサンダは本当に使いやすいからおすすめです。
ベニヤにサンディングシーラーを塗る
ベニヤにサンディングシーラーを塗っていきます。
以前、ベニヤを塗装するときに、ざらざらとした荒い表面になってしまったので、先にこれで表面を滑らかにしておきます。
このサンディングシーラーはノビもよく、塗りやすかったです。
スプレーガンで塗装
最近は、出来る限りスプレーガンを使って塗装しています。ハケ塗りとは比べものにならないくらい綺麗に仕上がります。
腰壁を窓に取り付ける
いよいよオシャレな腰壁を窓に取り付けていきます。
作った腰壁は合板の下の部分を少しとび出して作ってあります。これを窓の冊子に元からある溝に入れ込んでいきます。
腰壁の側面にはこのような固定用パーツを取り付けていきます。
木ネジで既存の壁に固定します。
モールディングを使ったシンプルでちょっとオシャレな腰壁の完成
いかがでしょうか、結構オシャレじゃないですか?この四角の中にさらにモールディングを施す方法もありますが、やりすぎない程度にしておきました。
今回はちょっと特殊な設置場所ですが、普通の壁にも応用できると思います。みなさんも腰壁をつける際は参考にしてみてください。
今回の内容はYouTubeにもアップしたので、よろしければご覧ください。