みなさんこんにちは、アトリエキンパラです。
今回は、工房の壁をくり抜いて窓を設置してみました。以前より明るくなって作業環境もだいぶ良くなった気がします。
僕の工房は鉄骨造で内側に壁を作っているので、窓といっても正式には内窓ですが、簡単な方法で内窓を作ってみたのでよかったら参考にしてみてください。
壁をカットして取り外す
内窓の作り方を簡単に説明していきます。
まずは、表に貼ってあるOSB合板の内壁を、作りたい窓の大きさにカットして取り外します。
丸ノコでカットすれば、時短になります。少し危険なので、丸ノコに慣れていない方はジグソーを使った方がいいと思います。
基本的にOSB合板の壁の後ろには同じピッチで2×4の間柱が並んでいます。通常は455mmピッチですが、壁を作るときに適当なピッチで作ったので、トリマーを使って間柱に沿わせてカットしました。
使用したのがこちらのトリマービットです。
先端にコロが付いているので、コロを間柱に沿わせていけば簡単に壁をカットすることができます。
突然出てきたよくわからない角材は、マルチツールを使って切断しました。
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細かいところに手が届く、最高に便利な電動工具です。
先端の刃を変えることで、切断だけじゃなく研削や剥離もできます。
壁に穴が開くとこんな感じ。やっぱり自然光は明るいです。
間柱に横渡しを取り付ける
窓の下側、間柱と間柱の間には2×4を取り付けていないのでそこに2×4をカットして取り付けます。
2×4はポケットホールジグで下穴を開けます。
カットした壁の高さに合わせて、窓の下の部分に固定します。
OSB合板を貼る
所々、間柱が見えているので、壁と同じOSB合板の9mmをカットして貼り付けていきます。
それにしても汗すご。
貼り付けるときは、フィニッシュネイラーを使って簡単に止めていきます。
ついでにカットした角材を内側に貼っておきます。これは最後に取り付ける窓のストッパーになります。
窓を作る
窓は角材に溝を掘って、ガラスの代わりに中空ポリカを入れます。
後で塗装するのが少しめんどくさいので、先に内側にワトコオイルのミディアムウォールナットで塗装しておきます。
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こちらが中空ポリカです。プラダンに似ていますが、強度が全然違います。断熱効果もあるので、南向きの内窓にはぴったりだと思います。
ホームセンターで大きなサイズが購入できるので、カッターでカットして使います。
中空ポリカは空気の入る穴が空いているので、そこをセロハンテープで塞いだほうが耐熱性がアップするそうです。ゴミの侵入も防げるので、少し手間ですが塞いだほうがいいです。
角材の溝に中空ポリカを差し込んで、四角く組み立てます。
全体を塗装します。
テーブルソーでサイズを微調整します。
壁に窓をピッタリはめ込めば、中空ポリカ窓の設置完了。
もし万が一、スモークシートを貼ったり改良したくなった時のために、今回は窓をはめ込むだけの仕様にしました。
ここでちょっと一工夫。
窓の上の部分に木ネジを仕込んで、枠から少し出っ張った状態にしておきます。こうすることで、窓がズレ落ちずにピッタリハマります。
窓枠を作る
窓枠には渋い色のスギ材を使います。スライド丸ノコで斜め45度にカットします。
フィニッシュネイラーで窓枠状に貼り付けていきます。
工房の内窓の完成!
工房の内窓が完成しました。
こちらがbefore
そしてこちらがafter
窓の後ろに外窓のフレームが見えてしまっていますが、、なかなかいい感じです。
斜めから見るとこんな感じ。
内窓とはいえ、なんだか以前よりも開放感があります。作業環境的にも明るくなったので、YouTubeの動画を撮るときにはとても明るい画が撮れるようになりました。
まとめ
工房は明るいほうが正義。みなさんの工房も簡単な窓を取り付けて、明るくしてみてはいかがでしょうか。
アトリエキンパラでした。