皆さんこんにちは、アトリエキンパラです。
今回は、マキタのスライドマルノコM244を購入したので紹介したいと思います。
これは現在のマキタのカタログにも載っていない型落ち品ではありますが、後継機種と比較してこのM244を選んだ理由も併せて紹介したいと思います。
これからスライドマルノコの購入を考えている方の参考になれば幸いです。
今回の動画
動画でご覧になりたい方は、こちらをご覧ください。
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マキタのスライドマルノコM244を購入した理由
まず購入した最大の理由は、現在使用しているスライドマルノコの精度が残念だからです。。
こちらがそのスライドマルノコ、ホームセンターで購入できる安価なモデルです。
amazonで調べるとわかりますが、同形状なのにメーカー名の違うものがいくつか出てきます。多分生産元は同じだと思います。
パイプの精度の悪さから、側面にある固定ネジを締めるとパイプが左右にかなり動きます。
スライド機能を使うときは、当然固定ねじを緩めるので、前後にスライドさせると左右にかなり揺れ、カットの精度が全くありません。
大きな幅をカットできるというの が最大のメリットなんですが、これではただの場所を取るだけの卓上マルノコです。
そこで今回とうとう新たにマキタのスライドマルノコを購入しました。
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主なスペック
スライドマルノコをこれから購入する方向けに、今回僕が購入した型落ちモデルのM244と後継機モデルのLS0715Fの主なスペックを比較してみました。
どちらも今ならamazonで購入できます。
↓ざっくりと表にしてみました。
項目はいろいろありますが、2つを比べて見ると手元を照らす蛍光灯がついたくらいで、切断能力はほとんど同じです。
もちろん、後継機のLS0715Fは、使いやすさや材質、そういった部分は改善され、より良いものに向上していると思います。
一部、回転数に関してはM244の方が高回転ですが、LS0715Fは、適切な回転数に改善されたのだと思います。
マキタのカタログを見ても、他の機種でもだいたい4,000〜5,000回転です。
ちなみに今、僕が愛用しているマキタのテーブルソー2703でも、4,600回転なので、M244の6,000回転はだいぶ早いと思います。
なんと言っても一番気になるところが値段だと思います。
2つを比べると、amazon調べで差額が11,790円です。(2021年)皆さんは、どちらを選びますか?
ホームセンターでM244の価格をチェック!
マキタのスライドマルノコということで、精度的には問題ないだろうと思っているので、個人的には、型落ちモデルを選びました。
しかしここで焦ってポチらないようにしなければいけません。ホームセンターでの販売価格は、意外とamazonよりも安いことがあります。
そこでホームセンターで商品を確認してみたところ、、
なんと展示品セール価格で、M244をたまたま 3万円 で購入できました。
展示品なので、汚れは多少ありましたが、使用するのには問題ないレベルだったので即決しました。
工具を買いたいときは、ホームセンターの価格チェックは必須です!
マキタのスライドマルノコM244の説明
詳しくM244について見ていきたいと思います。
ダストバッグ
これがダストバッグです。カットした時の木屑がこっちに入るようになっています。
ここには集塵機をつけることもできます。ダストバッグは小さいのですぐに一杯になってしまいます。
集塵ホースを取り付けてみました。
商品リンク→https://amzn.to/3SbJqP6
ボックスレンチ
このM244には、本体の後ろにボックスレンチがついています。
このボックスレンチでノコ刃の脱着が簡単に行えます。
ホルダー金具
これがホルダー金具で長い材料をカットするときに便利です。
バイスアッセンブリ
これがバイスアッセンブリで、材料をしっかりと固定できて、安全に作業することができます。普段はほぼ使いません。
190mmノコ刃
これが190mmのノコ刃です。マルノコを購入すると大抵、ノコ刃が標準でついていると思います。これより一回り小さいノコ刃で165mmというものもあります。
ストッパーピン
右側面についているのがストッパーピンで、このストッパーピンを引っ張ることで上下運動の固定が解除されます。
持ち運ぶ時には、ロックします。
安全カバー
ノコ刃の周りについているのが安全カバーです。
ハンドルと連動していて、いつでも安全な作業ができるようにノコ刃がカバーされるようになっています。透明樹脂製です。
スライドマルノコの使い方
真っ直ぐカット
スイッチは、安全のためにロックオフボタンを押してから引き金を引きます。
作動してみた感じ、やっぱりノコ刃の回転数は、結構早い感じがします。
切れ味は全く問題なくきれいに切れます。
スライド切断
次はスライド丸ノコの一番得意なスライド切断の方法です。
このM244は、高さ50mm、幅312mmまでカットできます。
2本あるスライド軸の固定用ツマミねじを緩めて、スライド固定を解除します。
スライド切断のときは、ハンドルを手前いっぱいまで引き戻した状態からスライドしていきます。
手前に引きながらスライド切断すると反発力が生じって怪我の原因になるので注意してください。
これで幅の広い材料もきれいにカットできます。
ストッパーアーム
もう一つ、スライド丸ノコの良いところがストッパーアームを使うことで、ノコ刃の下限位置を簡単に調整できることです。
こんな感じで一定の深さで溝を掘ることができます。
角度切り
パターン1
角度切りには2パターンあります。
一つ目のパターンは、ターンベースによる角度切りです。
ターンベース固定用のグリップを緩めてロックレバーを下げることで、ターンベースを左47度、右57度まで回転することができます。
溝がついている角度には、カチッと、精度ぴったりにはまって固定できます。これが本当にしっかりしていて、今まで使っていたものにはなかった機能なので、角度の設定時間が雲泥の差です。ここの精度があるから、僕はマキタを選びました。
パターン2
もう一つの角度切りパターンは、後ろのレバーを緩めてノコ刃を傾斜して切断する方法です。
ノコ刃は左45度、右5度まで傾斜できます。
右に傾斜したいときは、ここのリリースボタンを押すことで、右方向に傾斜することができます。
このリリースボタンがあることによって、一度傾けた状態から傾き0度に戻す作業が本当にラクです。
角度を変えてのカットも、安定性は抜群です。左右にブレることはありません。
動作音
今度は動作音を測ってみたいと思います。測定には音量測定アプリを使いました。
旧スライドマルノコ
動作開始時は大体85dbあたり、カットしているときは76dbくらいでした。切り終わっても刃は長いこと回転しているので、止まるまではうるさい状態です。
M244
それに比べてM244は、最初のスイッチを付けたときが85dbで、あとはだいたい75dbぐらいでした。
そしてM244には、ノコ刃のストップ機能が付いているので、音が無くなるのも早く、以前よりも快適です。
まとめ
ということで今回は、マキタのスライドマルノコM244の紹介でした。
スライドマルノコを使ったことがないという人も結構いると思うので、このブログが少しでも参考になれば幸いです。
M244は、古いながらも間違いなく良い製品なので問題なく木工の手助けになると思います。候補の一つに加えてみてはいかがでしょうか?
次回もまた見てください。アトリエキンパラでした。