皆さんこんにちは、アトリエキンパラです。
今回は、卓上丸ノコの集塵対策として、集塵フードを作ってみました。これがあるとないとでは大違いなので、皆さんも是非参考にしてみてください。
今回の動画
今回の製作の様子はYouTubeにアップしましたので、動画でご覧になりたい方はこちらをご覧ください。
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【粉塵対策!】スライド丸ノコ用の集塵フードの作り方/Dust Collection hood
設置する前の様子
こちらが集塵フードを取り付ける前のマイターソーステーションです。広々としていて、このままでも良いにはいいんですが、卓上丸ノコ(スライド丸ノコ)からの粉塵が正面の壁に当たって、いろんなところに舞っていきます。
ここはやはり作業環境の改善を優先して、集塵フードを作ることにしました。
作る集塵フードの大きさは、設置するスライド丸ノコの大きさで決まってくると思います。45度にセットした時が最大の幅として、板が立っているあたりが横幅になります。
材料をカット
今回使用するのはラワン合板の15mmです。テーブルソーでカットしていきます。
カットしたものを仮に置いてみて、ハンドルなどに干渉しないことを確認します。
ポケットホール治具で組み立てる
自作のポケットホール治具を使って、組み立て用の下穴を開けて行きます。
最近Kregクレッグから新しいポケットホールジグが発売されたんですよね。それがこちら↓
商品リンク→https://amzn.to/3RQ41Hg
なんだか凄く独創的な形状をしていますよね。今までと違う一番の特徴は、レバー操作一発でクランプと位置決めが同時に行えるようになったところです。操作がめちゃくちゃ簡単っていうことですね。
いつか使ってみたいな〜。
Kreg Pocket-Hole Jig® 720PRO | Kreg Tool
ちなみに今までのクレッグジグはこちら↑
ボックス状に組み立てます。
マイターソーステーションに設置します。
最終的には正面から見てこのような形にして、背面の壁と中央下の両サイドにネジで固定しました。天板に固定するのが少し嫌だな〜と思ったので。
電源コードは、45度にした時に突っ張らない程度の余裕を残して、コード止めで壁に固定し、コードは側面の穴から逃しておきます。
集塵フードの前面カバーを作る
集塵フードの前面カバーはレールのようなものを取り付けて、スライドできるようにします。
横から見るとこんな感じです。上レールは丸のこに少し干渉してしまったので、干渉しないところまで少し斜めにカットしました。
下レールは溝を掘りました。
横から見るとこんな感じ。
これを本体にフィニッシュネイラーで固定します。
上レールも同じく固定します。固定するときはスペーサーを噛ませてから固定します。
5.5mmのラワン合板を横からスライドして入れ込めば、集塵フードの前面カバーになります。
このままでは丸のこの本体に当たってしまうので、干渉する所をバンドソーでカットします。
最後に引き出しやすいように角材の取っ手をつけます。
卓上丸ノコ用集塵フードの完成
これで、卓上丸ノコ用の集塵フードの完成です。
マイターソーステーションの天板は少し狭くなりますが、極力コンパクトにしてみました。見た目もスッキリでしょ?
試しに端材をカットしてみると、明らかに周りへの飛散が減りました。もし周りに飛ぶようなら、正面の開口の大きさを微調整するといいと思います。
基本的に中心から後ろに飛んでいくので、本体に当たって跳ね返るもの以外はちゃんと後ろのフードに入ります。
中はこんな感じです。集塵ポートから離れたところは粉塵が積もって行きますが、内側なので見た目状全く問題ありません。ベニヤでもう少し内側の空間を狭くすれば、積もる粉塵も減るかもしれません。
斜めカットの場合は前面カバーを左右にスライドすれば、干渉することなく作業できます。
まとめ
やっぱり集塵フードがあるのと無いのとでは、粉塵の舞い方が全然ちがいます。
皆さんも作業環境改善のために、卓上丸のこ用の集塵フードを作ってみてはいかがでしょうか?
アトリエキンパラでした。
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