みなさんこんにちは、アトリエキンパラです。今回は、スライドマルノコを設置したマイターソーステーション用のストップブロックの作り方を紹介したいと思います。
これがあるだけで、同じ寸法にカットするときに非常に便利なので、ぜひ作ってみてください。
ブロックを加工する
ストップブロック本体に使うのは、ヒノキの角材です。
テーブルソーで中心に溝を掘っていきます。
マイターソーステーションに使用しているTスロットトラックは、溝の幅が9.5mmなので、ストップブロックにはそれよりもほんの少しだけマイナスした、9.3mmくらいの幅の溝を掘ります。
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角棒を接着する
次にTスロットトラックの溝にちょうどよくハマるサイズの角棒を用意します。
自動カンナで厚みを調整して、その後にサンドペーパーで削りながら調整すると削りすぎないと思います。
スルスルと滑らかに動く程度にします。
それをブロックの溝にちょうど良いサイズにカットし、ブロックに接着します。
Tボルトを差し込んで加工する
ブロックの中心に穴を開けます。
穴のサイズは、今回使用するTボルトのネジサイズのM6が入る6mm〜6.5mmくらいの大きさで開けます。
こちらが今回使用したTボルトです。
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CarAngelsのTボルトには、長さが40mmと70mmがあるので、ストップブロックの厚みによって、Tボルトのサイズを選ぶといいと思います。
ブロックに差し込んで、Tボルトの干渉する部分を鉛筆で書き写します。
その部分をノミを使って切り取ります。
これでTボルトが使えるようになりました。
メモリを読み取る部分を作る
メジャーを読み取りやすくするために、メモリを読み取る部分を作ります。
適当にカットした1mmの透明PETをハンダゴテの熱を利用して直角に熱曲げします。
硬いものに押し当てて冷ませば、綺麗な直角になります。
直角にしたところから、さらに直角にカッターで溝を掘ります。
反対側には、取り付け用の下穴を少し大きめで開けておきます。
赤い油性マジックを溝に流し込みます。
溝からはみ出した部分は、ペイントうすめ液で拭き取ると綺麗に拭き取れます。
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こんな感じに赤い線が残ればOKです。
あとは、ネジで固定すれば完成です。
ノブには自作のスターノブを使いました。
メモリテープを貼り付けて読み取部分を調整する
今回使用したメモリテープは、KDSの両面テープ付きセッティングメジャーです。
左側に貼り付けるので逆目盛にしました。
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300mmでカットした端材をスライドマルノコのカット位置に置き、読み取り部分の赤ペンの位置でテーブルに印をつけます。
その印にメジャーの300mmのところがぴったりくるようにして、テーブルに貼り付けます。
テストカットをして、寸法通りにカットできていれば完成です。
もしずれていたら、読み取り部分を微調整すればOKです。
まとめ
いかがでしたか、案外簡単にストップブロックは作ることができます。
Tスロットトラックを使っているので、動きも滑らかで、固定もしっかりできます。
これがあるだけで、作業効率が爆上がりするので、みなさんもよかったら作ってみてください。
しかし、未だに直角に当てを作ろうか悩み中ですが、どうしよう。
みなさんはストップブロックを平に使う派ですか?それとも直角の当てを作ってそちらに固定する派ですか?よかったら教えてくださいw
アトリエキンパラでした。
今回の動画