みなさんこんにちは、アトリエキンパラです。
今回は、ウッドデッキの柱を設置するための束石(つかいし)編です。
前回↓
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広げるウッドデッキ
こちらが今回広げるウッドデッキの土台図面です。庭の通路を確保したいので手前に550mmだけ広げます。
家の壁面から1770mmというのが広いように見えて、実は狭いです。
動線がなく、テーブルは置けたとしても4人で座ると結構狭いです。
水糸で位置を確認する
今回のウッドデッキの屋根の製作は、既存のウッドデッキを利用します。
水糸を奥の束柱から引っ張ってきて、手前に建てた柵に巻き付けます。これで南北方向の真っ直ぐな位置がわかります。
反対側にも柵を立てて、水糸を張ります。
既存のウッドデッキから550mmの距離で、東西方向に水糸を張ります。
これが増設するウッドデッキの柱の位置になります。
地面を掘って束石を置く
スコップで地面を掘ります。
水糸を張ってからだと水糸が邪魔で地面を掘るのに一苦労するので、地盤が硬い場合は先にある程度掘っておいたほうがいいかもしれません。
土台に使うのがこちらの、羽子板付きの束石です。
ホームセンターで購入できる一番一般的な束石だと思います。
その束石の重さを利用して、掘ったところを踏み固めます。
試しに束石を置き、横のコンクリートよりも若干低い高さにしておきます。(後でモルタルで微調整します。)
その上に水糸の高さより少し高めにカットした90角を置いてみて、水糸に触れているか確認します。
左から2個目と右から2個目は、ピンコロという羽子板のついていない束石を設置します。
こちらも先ほどと同じように、角材を置いてピンコロが中心に大体くるようにしておきます。
そこまで細かくなくて大丈夫です。乗っかれば良いので。
これで束石の仮置きができました。
モルタルで束石を固める
今回使用したのが、以前にも使ったことのあるインスタントセメントです。
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水を混ぜるだけでモルタルが簡単にできます。
バケツにインスタントセメントを入れ、水を加えて混ぜます。
モルタルの硬さは耳たぶくらいの硬さで、上から落とすとトロトロというよりもボテっという感じの少し重みのある硬さにします。
一度使ってみるとちょうど良い硬さが大体わかってきます。
束石が十分に乗る量のモルタルを穴に流し入れます。
束石を置いて、水平器で隣のコンクリートと同じ高さになるように調整します。
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目安となるコンクリートが無い場合がほとんどだと思いますが、そんな時は、最初に設置した束石を基準にして、そこからたどっていけば、全体が水平になると思います。
この時、羽子板の位置は奥側にしておきます。見た目も気にならないし、構造的にも屋根を乗せた時にその方が羽子板が曲がりにくい位置になります。(あまり関係ないかもしれませんが。。)
さらに先ほどと同じように90角の角材を置いて、水糸に触れるような位置に束石を設置します。
水平器を90度回転させ、束石自体の水平もしっかりとみておきます。
この束石を設置する作業はとても時間がかかりますが、根気良くなるべく正確に頑張ります。
最後に余ったインスタントセメントを粉のまま束石の周りに振りかけます。
水をかけて2日も経てば、しっかり頑丈に固まっています。
ついでに土や石でモルタルの部分を隠しておきます。
ということで今回は束石の設置方法でした。
基礎は簡単にはいきませんが、やり方さえわかればなんとかなるものです。
ぜひ参考にしてみてください。
アトリエキンパラでした。
次回に続く↓
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