みなさんこんにちは、掃除は苦手なアトリエキンパラです。
みなさんの工房はちゃんと整理整頓されていますか?
僕は日頃から、工房は頑張って綺麗に使っているつもりなのですが、、時間が経つとぐちゃぐちゃした見た目になってしまいます。
多分、見える収納が多いせいだと思います。ということで今回は、吊り戸棚を作りました。
大きな吊り戸棚を作る
材料は、ラワンランバーコアの15mmにしました。
12mmだと箱物って作りにくくないですか?多少厚みがある方が絶対に作りやすいです。
吊り戸棚の奥行きは250mmに設定しました。
あまり奥行きが深すぎても、収納したものが取りにくくなってしまいます。
マキタのスライドマルノコM244は312mmまでカットできるので、こういう時にとっても便利です。
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ランバーコアを選んだ理由がもう一つ、吊り戸棚ということで少しでも軽い素材がいいかなと思いました。
効率の良い組み立ての方法
箱物を作るときの効率の良い組立方法としては、最初にフィニッシュネイラーで仮止めをするのがいいと思います。
正しくカットできた材料は、そこまで狂いなく四角形が作れるので、先にフィニッシュネイラーで位置決めしてからねじ止めすると、すごく効率がいいです。
とはいえ、ねじ止めするときは、しっかりと直角を作ってから固定します。
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棚板は可動式にしました
吊り戸棚の設計段階から、収納するものを考えて高さを設定しましたが、作ってみなければわからない部分が多いです。
そこで棚板は固定せず、ダボ穴を開け、自由に動かせるようにしました。
箱物を合板で作る時に綺麗に作るポイントとしては、木口をしっかり隠すことだと思います。
よくDIYでありがちなのが、合板で棚を作り、塗装して完成というのがあります。
でも塗装する前に絶対木口を隠した方が綺麗に仕上がります。
木口テープというものがホームセンターにも売られているので、これを使うのはアリだと思います。
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吊り戸棚の扉を作る
左右の吊り戸棚には、粉塵や埃が溜まらないように扉を取り付けます。
扉のベストな厚みって何mmなのでしょうか?
色々作ってきた感覚としては、18mm〜20mmくらいが自分としてはベストな厚みです。
扉の組み立てにはジョイントカッターを使い、ビスケットで組み立てます。
やっぱりジョイントカッターは便利です。これがあるだけで効率がかなり上がります。
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今回の吊り戸棚だけで扉を4枚も作りました。整理整頓のために頑張りました。
扉にはスライド丁番を取り付けますが、こういった簡単な丁番取り付け治具を作っておくと便利だと思います。
ちなみにカップ側と金具側でそれぞれ作りました。
ただ、メーカーによって取り付け位置が違うので、いつも使う蝶番のメーカーを合わせた方がラクかもしれません。
棚板の加工
今回の棚板は、側面に開けたダボ穴を利用して設置します。
棚ダボから棚板が外れてしまうのが嫌なので、トリマーで少し溝を掘ることでズレ止めになります。
吊り戸棚を設置する
できた吊り戸棚はなかなかの大きさ。
同じものをもう一つ作りました。
2つの同じ大きさの吊り戸棚の間には、板を通すことで連続した吊り戸棚にしました。
これも側面にジョイントカッターで溝を掘り、そこにビスケットで接着しました。
ずっと使っていた簡易的な棚を外します。
この際、いるものいらないものを分けて断捨離しました。スッキリ。
吊り戸棚と言っても、僕のアトリエの場合は裏側に壁がありません。
なので壁を少し作り、高さを調整して、その上に棚を設置する感じにします。
高さの設定はちょっと悩みましたが、吊り戸棚の中の半分より下が無理なく取り出せるくらいの高さにしました。
取手はお気に入りのパイプ状の取手にしました。丸いツマミタイプのものより開けやすいと思います。
どことなくおしゃれなキッチン収納みたいになります。
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吊り戸棚の完成。
こちらが設置前。かなりワイルドです。
こちらが設置後。とっても良い感じに生まれ変わりました。
収納力もかなり増えました。
下のフレンチクリートの部分も一段上にあげたことで、スッキリしました。
真ん中は、見える収納として使おうと考えています。
扉を取り付けたおかげで埃の侵入を防げるので、塗装に使うハケ類や、カップ類、拭き取り用のタオルなんかも収納しやすくなりました。
スッキリしたアトリエは、創作意欲も上がります!
みなさんの工房に空いたスペースの壁があったら、吊り戸棚をぜひ作ってみてください。
アトリエキンパラでした。
今回の動画
今回の吊り戸棚製作の様子を動画でご覧になりたい方は、YouTubeでご覧になれます。
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