みなさんこんにちは、アトリエキンパラです。
今回はいよいよポリカの波板を張っていきます。
前回↓
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鼻隠しを取り付ける
早速屋根を取り付けたいところですが、先に鼻隠しと呼ばれる部分を取り付けていきます。
垂木の先端部分を隠すように板を取り付け、そこに後で雨樋を取り付けます。
鼻隠しには、垂木と同じ材料を使いました。もちろんこれも、先にキシラデコールを塗っておきました。
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大丈夫だとは思いますが、板の両サイドは2×4サポートのL型アングルを使って頑丈に取り付けました。
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そのほかの部分は、垂木の木口に直接ビスで固定しました。
これもまた材料の長さが足りないので、繋ぎ目は浮いています。
垂木の中心でカットしようかとも思いましたが、細い垂木の木口には狭くて固定しにくいので、一方を少し長めにして空中で繋ぎます。
2枚の板を繋ぐには、シンプソン金具のタイプレートを使います。
表から止めると少し金具が目立ってしまうので、内側から止めました。
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こちらが鼻隠しをつける前。
こちらが鼻隠しをつけた後。
見た目の印象がだいぶ違いますね。鼻隠しがあるだけでまとまり感が出ました。
パーゴラと屋根の雰囲気の違いがここにも出ている気がします。
ポリカの波板を張る
こちらが今回屋根に使う、ポリカの波板です。
両面に耐候性のあるもので、屋根の奥行きに合わせてサイズは9尺(2,730mm)にしました。
今回、ポリカの波板をカットしなくてもよいサイズで屋根のサイズを設計してあります。
寸法的には、ポリカの波板が鼻隠しから約50mmほど飛び出すサイズです。
これにより、後に設置する雨樋とのバランスがちょうど良くなります。
ちなみに、この出幅が100mm以上あると、風に持って行かれて波板が破損する原因になるので、出し過ぎには注意です。
波板取付ビスで固定する
波板の取り付けには、ポリカ波板専用の波板取付ビスを使用します。
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樹脂製の傘と丸いスポンジと5mmのビスが一緒になっています。
ポリカの波板を屋根に固定するためには、先にポリカの波板に下穴を開ける必要があります。
そこでこの傘がちょうど良い治具になりそうなので、使ってみることにしました。
波板の形状に合わせて傘を置いたら、ずれないように手で固定して上から穴を開ければ波板の山の先端の部分に穴が開けられます。
しかしこの治具、発想は良かったものの、材質が割と柔らかいのかドリルにぶつかるところが段々と削れて穴が拡張していきます。
ビスはたくさんあるので、取り替えながら作業しましたw
下穴を開けるのには、波板専用のドリルもありますが、持っていないので5mmの普通のドリルを使いましたが、全然問題なく使えました。
早速波板を取り付けていきます。
ビスの止め具合ですが、波板がほんの少し押されて変形するぐらいの固定具合にします。隙間が開くのが一番良くないです。雨が侵入してきます。
普通なら一番手前からビスで固定していきますが、この後に側面にトタンを取り付けたいので、あえて端から3山くらいのところからスタートしました。
とりあえず手の届く範囲だけビス止めしていきます。
高所作業は安全第一で行いましょう。
2枚目以降は、基本的には2.5山重ねることで、隙間から雨が漏れることはありません。
今回の屋根の設計では、使う波板の数よりも少し屋根の幅が小さいので、波板同士を5山重ねることにしました。
先端の出幅もしっかり50mmで合わせていきます。ここさえ守りながら固定していけば、鼻隠しに対して平行に綺麗に固定できます。
最後の部分は少し余ってしまったので、一つ前の波板に重なる部分を増やして、波板が飛び出さないようにしました。
これで全ての波板が屋根に乗り、手の届く範囲のビス止めが完了しました。
ビスの取付ピッチですが、大体5山になっています。波板の重なった部分は、2箇所止めたりして、臨機応変に固定しました。
屋根の上に乗る
ここからが本番です。
屋根の上に登り、まだビス止めしていない内側の部分を固定していきます。
注意点としては、ポリカの波板が弱そうで体重が支えられなさそうなので、必ず垂木か野縁の上を歩くようにします。
そしてこの作業で一番後悔していることが、クッションを持って登らなかったことです。
波板の上に膝をついて作業することになるんですが、完全に膝をやられます。なのでこれから波板張り作業をする方は、バスタオルでもなんでも良いので必ずクッション性のあるものを持っていきましょう。
膝が痛くて時間はかけていられないので、一気に下穴を開けて、一気にビス止めしていきます。
もともとある屋根の下は狭すぎて、インパクトが入らないので止めませんでしたが、台風で飛ばされるようなことありませんでした。
無事に全てのポリカの波板を取り付けることができました。
ここまで一人で作業してきて、ウッドデッキから空を見上げた時の波板に守られている感に感動します。雨にも負けず感。
普通ならこれで完成ですが、次回へ続きます。
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