こんにちは、ペペロンチーノ大好きなキンパラです。今回はダイニングに置けるテレビ台の製作依頼を受けました。長く使っていただけると嬉しいです。
ダイニングの現状は
現状はテレビを置くための台があり、その下に白いプラスチック収納が収まっています。しかし収納が足らず、物が溢れてしまっています。
今回の依頼内容は、
・スペースはそのまま
・白いプラスチック収納は再利用したい
・左側に勝手口があり、そちら側に面した方にも棚が欲しい
というものでした。
Shadeでイメージを作る
shadeを使ってイメージを起こしました。慣れると使いやすい3Dソフトです。ガイドブックが厚めですが、一つ一つ覚えていくのも楽しいですよ。
材質テクスチャの設定がイマイチですが、形はこんな感じになります。勝手口方向には棚板を2段設けています。正面右上には引き出しを作りました。家具自体が大きくなるので、左右で分割し、天板をのせる仕様にしました。
シナベニヤを使いました
今回主に使用したのがシナベニヤです。シナベニヤは表面が綺麗なので、無垢材と組み合わせて家具によく使われます。広い面積が欲しいところには板を貼り合わせるか、シナベニヤかの選択肢は多いと思います。
側板にトリマーで溝をつける
棚板が来る場所にトリマーで溝をつけました。これでだいぶ強度が増します。
カットした材料にそれぞれタイトボンドをつけ、クランプで箱状に固定します。
棚板にも同様にタイトボンドをつけ、差し入れたらクランプで固定します。
正面の木口を無垢材で隠す
シナベニヤ、ベニヤといえば合板なので、木口は当然、板の貼り合わせが見えます。そこにテーブルソーで細くカットしたものをボンドで貼っていきます。
養生テープでしっかり固定してあげれば、綺麗に仕上がります。合板の木口がふさがれていい感じになりました。シナベニヤからはみ出すところは、トリマーのコロ付きビットで切り取ります。
引き出しを作る
引き出しも合板で作りました。表の板だけ無垢材を取り付けました。
取っ手はキッチンっぽい、シンプルで飽きの来ないものを選びました。
完成
左側の棚部分も同じ要領で作りました。開口部が二つあるので図面を間違えないように加工するのが大変でした。。
天板は1×4を繋ぎ合わせて作りました。オイルステインのワトコオイルで塗装をしました。
同じく棚もワトコオイルで、色は明るめのミディアムウォールナットです。最後に全体にブライワックスのクリアを塗って完成です。ツヤが出て表面のコーティングにもなるのでオススメです。
キッチンに設置しました!
なかなか綺麗に完成できました。真ん中に置くプラスチックの白い棚もきっちり入っていい感じです。
before
after
依頼していただいた方にも満足いただきました。これから長く使ってもらえると嬉しいです。