みなさんこんにちは、アトリエキンパラです。
今回は、落ち着きのあるヒノキのリビングボードを製作させていただきました。
リビングボードの製作
リビングに置くからリビングボードなのかな。他にはサイドボードと言ったり、キャビネットと言ったりもします。
サイズは、幅1130mm×奥行き310mm×高さ845mmで依頼された場所のスペースで設計して作りました。
天板+箱物+脚というシンプルなリビングボードのデザインにしてみました。
左側の上から3段目までは、レール無し同サイズの引き出しにしました。
材料にはホームセンターのヒノキを使っている関係で、幅広の材料が無いため、表面板は全て2枚の板を繋ぎ合わせて作りました。
中の材料には桐材を使っています。
ブライワックスを引き出しの下に塗ることで、滑りも滑らかになりますよ。
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最下段は少し深さのあるレール付きの引き出しにして、高さのあるものが収納できるようにしました。
実はこの裏側だけ背板を切り抜いてあり、設置場所のコンセントが塞がらないように工夫しました。そのためこの引き出しだけ奥行きを少し縮めました。
取手もオリジナルで作りました。
最初は引き出しの前板下に溝を掘って、指の引っかかりをつけようと思いましたが、デザイン的に少しのっぺりしてしまうので、この形で作ってみました。
右側の最上段は左側と同じレール無しの引き出しを作りました。
そしてその下には扉を取り付けて、中が自由に使えるスペースにしてみました。可動式の棚板も一つ付いています。
この扉のデザインも悩みましたが、バランスを考えて他と同じ一枚板風の扉にしました。
この構造の場合、湿気による反りが気になるので、反りどめも付けてみました。
真ん中にも左右と同じサイズの引き出しを2個、、、と思うじゃないですか?
実は2つの引き出しが合体した、大きめのレール付きの引き出しなんです。真ん中の溝はフェイクです。
元々A4サイズを収納したいという要望があり、どうしても奥行きが取れない事情で引き出しを合体して、このような形でA4が横に入るように工夫してみました。
真ん中は見える収納にしました。ここも可変式の棚板を作ったので自由度が高いです。
塗装は、水性ウレタンニスの艶消しエボニーで深みのある落ち着いた色にしました。ウォールナット色だともう少し明るい感じになりそうです。
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まとめ
完成したものを見て、依頼主はとても喜んでくれました。部屋の内装の雰囲気にもぴったりだったので一安心です。
これを製作するのにもなかなかこだわってしまい、1ヶ月くらい(主に土日)かかってしまいました。
今度作るときはもっと効率よく作りたいところですが、、同じものは2度と無いので大変です。そこが一番のDIYの醍醐味かもしれません。
次回もお楽しみに。
アトリエキンパラでした。
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