みなさんこんにちは、木工だけじゃなくてガーデニングも好きなキンパラです。
今回は庭の入り口にウッドフェンスとガーデンゲートを作っていきます。今回は【基礎編】ということで、束石とモルタルを使って基礎を作っていきます。
今回の動画
今回の製作の様子はYouTubeにアップしてあるので、動画でご覧になりたい方はこちらをご覧ください。励みになりますので、よかったら高評価とチャンネル登録もよろしくお願いします。
ウッドフェンスを設置する場所
今回、ウッドフェンスを設置するのはこの場所です。
ちょっとわかりにくいですが、上から見た図はこんな感じです。動線の場所はすでにコンクリで固めてあり、かろうじて両脇が土の状態でした。横には随分前に作ったウッドフェンスがあります。
庭への動線の両脇に束石(つかいし)を4つ設置し、動線と平行になるようにウッドフェンスを作ります。
入り口にはガーデンゲートを取り付ける計画です。
穴を掘る
まずは束石を設置するために穴を掘ります。
深さはこの時点では適当に、束石の頭が少し出るくらいの深さにします。
砂利を敷く
砂利を敷いて、太くて重いもので押し固めます。たまたま太い角材があったので、それを使って何回も叩いて押し固めました。
束石の水平を出す
水平器を使って束石の水平を確認します。
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一つの束石を基準にして、次の束石の水平を合わせます。
水平器の長さが足りない場合は、こんな感じに、できるだけ歪んでいない長い角材の上に水平器を置いて、二つの水平を合わせます。
水平器の900mmは長すぎる気もしますが、持っていると案外重宝します。
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残り2つ、計4つの束石(つかいし)を水平にします。
モルタルを作る
束石を固定するために、モルタルを作っていきます。
今回使用するのは、ホームセンターに売られているインスタントセメントという商品です。
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セメントに砂と水を混ぜるとモルタルができます。インスタントセメントは、セメントに砂が混ざった状態で袋に入っています。
なので、水を加えて混ぜることで簡単にモルタルができます。
注意点は、雨ざらしのところにこれを開けておいておくと、簡単に固まってしまいます。。保管するときは密封して水分が入らないようにします。
水の分量は袋にも書いてありますが、いちいち測流のは面倒なので、少しずつ水を加えて徐々に硬さを決めていきます。
感覚としては、ちょっと水分が飛んだ雑炊くらいまで(ネットに書いてありました。)水を加えていきます。
これが結構わかりやすくて、やってみるとすぐわかると思います。ボテッとした感じです。
水分が明らかに多すぎると、強度が低下してしまいますが、正直そんなに気にする必要はないと思います。結果、固まる。
練ったモルタルを穴の中に敷きます。大体1cm〜2cmくらい盛ります。
束石を設置する
その上に束石を置きます。
本当は、束石を最初に水で濡らしておいた方が良いようです。モルタルの水分を束石が吸収してしまい、ひび割れの原因になるみたいです。
ここできっちりと水平を見ます。
同じように、基準にする束石を頼りに、残りの3つの束石も設置していきます。
今回使用している束石はプレート付きの束石です。ウッドデッキの土台などの、上からの重さを支えるものに対して、設置するときのプレートの向きは統一しておけば問題ないと思います。
しかし今回のような、柱を立てるために使う場合には、少しプレートの向きを考えた方が良いかもしれません。
図にするとこんな感じです。
正面から見て、左か右に束石のプレートが来ると構造上設置した柱が左右に動きやすくなってしまいます。プレートといえど鉄板ですから、曲がってしまうのは当然といえば当然ですね。
今回の場合、前後に置いた束石の上に柱を立ててウッドフェンスを作ります。なのでプレートの位置は左か右ではなく正面と後ろで挟み込む感じがベストだと思います。
作っている時点で気づけばよかったんですが、正面からプレートが見えるのが嫌だったので、見た目重視で手前の束石は左、奥の束石は後ろにプレートを持ってきてしまいました。
案の定、完成したときには手前の柱の方が揺れが大きかったです。。何事も経験してみないとわかりませんね。これを読んでいて、同じような向きで作ろうとお考えの方は是非参考にしてみてください。
柱の設置に適した束石
そもそもですが、柱を設置するのに適している束石は、こちらの穴が空いたタイプの大きな束石です。これなら柱の揺れはほぼ無いと思います。
問題はコストがかなり上がってしまうこと。値段が全然違います。高いです。それに今回設置する場所が狭くてあまり余裕がなかったので、今回はプレート付きの束石にしました。
束石をモルタルで固める
束石の周りに、残っているインスタントセメントを撒きます。大体束石の半分くらいまで入れます。
豪快に水をかけて、インスタントセメント全体に水分が行き渡るようにします。
完成
1〜2日放置すれば束石が完全に固まってびくともしません。あとは束石の周りに土を戻せば、束石の設置完成です!
簡単でしょ?モルタルの扱いが少し抵抗あるかもしれませんが、やってみると意外と簡単に楽しく使えます。タコを食べない国の人に食べてみん美味しいからと言って、これ美味いじゃん!っていうのと同じです。
それと、束石などの重たい材料は、amazonで購入するよりも近くのホームセンターで購入した方がかなり安く買えるはずです。一度確認してみてください。
次回はいよいよウッドフェンスを立てていきます。
アトリエキンパラでした。