DIY(ディー・アイ・ワイ)とは、
専門業者ではない人が自身で何かを作ったり、修繕したりすること。英語のDo It Yourself(ドゥ イット ユアセルフ)の略語で、「自身でやろう」の意。
今回製作した棚がこちら。
それぞれの内寸がH400×W400×D400(mm)。3列×2段の洋服収納用棚です。色はウォールナットです。
ネットで調べてみると、5万円弱でオーダーできるみたいです。結構しますね。。できるだけわかりやすく作り方を説明するので、ぜひ理想のサイズの棚を皆さんも作ってみてください。
今回は友人に依頼されて洋服収納用の棚を作ることにしました。
見本にさせていただいたのはこちらの画像です↓
https://www.simple-okataduke.com/
友人いわく、タンスのように引き出し付きのものではなく、洋服が簡単に取り出せるシンプルな棚が希望ということなので、格子状の棚にしました。
引き出しで木材が擦れる音が嫌いだそうです。。。
完成イメージ
これが今回製作する棚のイメージです。それぞれの内寸がH400×W400×D400(mm)です。
準備するもの
材料
『パイン集成材』板厚18mm
基本的に材料のカットは、ホームセンターでカットしてもらいます。その方が簡単で綺麗に正確にカットすることができます。どこのホームセンターも1カット30円くらいです。
【製作後記】天板と底板は計算で出した寸法より2mm大きめの1274mmの板が良いと思いました。素人DIYなのでどうしても寸法に狂いが出てきてしまいますので。。。
工具
・ドライバードリル(電動ドリル)https://amzn.to/48HJXh0
・コーススレッド(木ネジ)/長さ32mm(この長さの前後でも可。)
・木工ボンドhttps://amzn.to/3tMnrVo
・ワトコオイル / ダークウォールナットhttps://amzn.to/3HdvwWl
・ハケ
・塗料バケツ
・ダボ錐/6mmhttps://amzn.to/3U1tfF8
・ダボ/6φhttps://amzn.to/3SmuOg1
・曲尺(かねじゃく)https://amzn.to/48HBHgU
・ダボ用ノコギリ(Zライフソークラフト145) https://amzn.to/3vBdgU6
・金属板用ネジ2.1φ
・いらないタオル(いらないTシャツやYシャツでも可。)
・ビニール手袋
作り方
できるだけわかりやすく作り方を載せていきます!参考になれば幸いです。(あくまでも参考に。。)
ヤスリがけ
カットした木材の表面をヤスリがけします。木目と同じ方向にヤスリをかけます。木目に逆らってヤスリがけしてしまうと、表面に傷がついてしまいます。
いらない木材に耐水ペーパーを巻いてヤスリがけするのもいいですが、ヤスリホルダーを使用すればさらに早く効率よくそして綺麗にヤスリがけができます!耐水ペーパーは240番を使用します。
ヤスリホルダーhttps://amzn.to/47wkxlF
ダボ穴あけ
指定の場所にダボ穴をあけていきます。ダボの長さを考えて、下穴の深さが足りないところは同じ径のドリルで深くしておきます。
天板の片面と底板の片面に穴を8か所↓
側板の片面に穴を2か所 ×2枚↓
仕切り板の表面と裏面に2か所ずつ ×2枚↓
(棚板の関係でダボ穴をずらしてあります。)
両サイドの棚板に4か所ずつ ×2枚↓
真ん中の棚板に4か所ずつ ×1枚↓
今回使用したのがφ6のダボなので、φ6用のダボ錐(きり)を使用します。
ダボ錐で穴あけしたところ↑
ドリルでも同じように穴はあけられますが、専用のダボ錐で穴あけすることで、一定の深さまでしかあかないようにできます。ダボの長さによってはドリルでもう少し深めに掘っておきます。
塗装
使用した塗料がワトコオイルのダークウォールナットです。ワトコオイルの中でも濃い色を選び、今流行り?のcafe風の風合いにしました。かなり良い色になったと思います。
ワトコオイル / ダークウォールナットhttps://amzn.to/3HdvwWl
塗装もヤスリがけ同様、木目に沿って塗っていきます。あまり塗料を付けすぎず、薄く塗り広げていくのがポイントです。
1面を塗り終えたら時間をおかずにいらないタオルで拭き取ってしまいます。あまり時間を置きすぎてもムラになってしまうので。。。今回は2度塗りはしませんでした。
ダボ打ち
いよいよダボを打っていきます。
まずはダボを差し込む穴に木工用ボンドを流し込みます。あまり多く流し込まないように注意。
次にダボを差し込んでいくのですが、ダボの先端が切りっぱなしの場合は先端をハンマーで叩いて角を丸くします。そうすることで差し込みやすくなります。
ダボを差し込んだら、ハンマーで叩き入れます。写真では縦の仕切り板の方にダボを打っていますが、実際には棚板にダボを打ちました。
棚板と仕切り板を組み付ける
最初に棚板と仕切り板を組み付けていきます。板と板の貼りつく部分には先に木工ボンドを塗っておきます。
完成したのがこちら↑
もう少し簡単な手順があるかもしれませんが思いつかなかったので今回はこの手順で。。。
天板と底板を組み付け、ダボを打つ
続いて天板と底板を組み付けていきます。
このように組み付けていくのですが、側面板を先に固定し後で中の仕切り板を固定します。それでないと天板から側板がはみ出してしまう恐れがあるので。組み付ける際は、曲尺を使ってしっかり90°を見ながら組み付けていきます。
固定する面に木工ボンドをつけ、材料をずれないようにしっかりと固定し、木ネジよりも細いドリルでダボ穴をあけた中心に下穴をあけていきます。こうすることで木材が割れてしまうのを防ぎます。
木ネジをダボ穴の奥まで打ちます。
ダボを打ち込みます。
入りきらなかったダボをのこぎりで切ります。ダボ用ノコぎりが非常に役立つので、今後ダボを使う機会がありそうな方は買うことをオススメします!
ダボ用ノコギリ(Zライフソークラフト145) https://amzn.to/3vBdgU6
ダボを切った後がこのような感じになります↑個人的には切断面は塗らずにそのままにしておくのが好きなので、今回は塗りませんでした。
補強金具を取り付ける
今回製作した棚は板厚が厚くないのでどうしてもグラつきが出てしまいます。なのでこのような金属板(平折)↓を棚の裏に取り付けて頑丈にします。
↑L字金具
固定するネジは、推奨ねじ太さに合わせて2.1φのネジを使います。
固定か所
赤で示したところに金属板を取り付けます。
今回取り付けたのが、L字4枚、T字4枚、一文字2枚です。四隅だけでもOKだと思います。
↑T字金具。キリで下穴をあけ、
ネジで固定します。
作業風景。
フェルトを底に貼り付ける
最後にフェルトを底板に貼り付けて完成です!
完成
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回の棚の製作は製作人数2人、所要時間1日でした。部屋の間取りにぴったりの棚はなかなか売っていないので、自分の理想の家具ができるとすごく嬉しいですよ。製作依頼者の友人もとても喜んでくれました。
まだまだ作業的に雑な場面もチラホラありますが、理想のDIYができるよう勉強していきます!
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