みなさんこんにちは、アトリエキンパラです。
今回は、マイターソーフェンスをアルミフレームで製作してみました。今までよりも随分使いやすくなりました。
今までのマイターソーフェンス
こちらが今までのマイターソーフェンスです。
スライド丸鋸を設置した左側の天板に溝を彫り、Tトラックを埋め込んでブロックを固定できるようにしていました。
これはこれでとても使いやすいんですが、ブロックの位置を一度決めてしまうとやっぱり長いものを切りたかった〜という時に、せっかく決めた位置を解除しないといけません。
わかりやすい例で言うと、材料の端の直角をカットしてから寸法通りにカットしたい時などです。
スライド丸鋸の右側で切ればいいんじゃないの?と思うかもしれませんが、利き手があるので作業しにくいんです。それに、スライド丸鋸の右側にはモーターが付いているので、カット位置が本当に見えない。。
と言うことで、フェンスを立てて、ストップブロックを使うことにしました。
使用したアルミフレーム
今回使用したのがこちらのアルミフレーム ベーシックフレーム スタンダード級 AFSF-3060L-6です。モノタロウで購入しました。
厚みが30mm、幅が60mmのもので、長さはオーダーできるので少し大きめに1000mmで注文しました。
このアルミフレームは、片方に溝があり、反対側は平面になっています。
木材でフェンスを作ると歪みが気になるので、限りなく歪みの少ないアルミフレームがこう言う時に便利です。
お値段は、このサイズで2,400円でした。
固定用のL字金具
アルミフレームを固定するために、アングルブラケットを使いました。
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アルミフレームの溝とアングルブラケットに元々空いている穴の位置が合わなかったので、ボール盤で穴を開けました。
鬼目ナットを仕込む
フェンスを固定する天板の方には、ドリルガイドで穴を開けて、鬼目ナットを仕込みました。
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鬼目ナットは垂直に入れるのがポイントです。
アルミフレームを固定する
アルミフレームをアングルブラケットで固定します。
アングルブラケットには、大きめの穴が空いているので、少し前後に位置調整ができます。
水平器でスライド丸鋸のフェンスと水平になるようにしてから固定します。この時若干ですが、アルミフレームを奥に1〜2mm下げておいた方がカットした時の直角が狂わないと思います。もしもアルミフレームが手前に1mmでも出ていると、カットした時の直角が出なくなるので注意してください。
アルミフレームの天面中心には溝があるため、12mm弱しかスペースがありません。本当は10mmのメジャーテープを貼りたかったんですが、いくら探してもなかったので、13mmのメジャーテープを貼りました。少し出る。
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3Dプリンターで作ったストップブロック
今回は、3Dプリンターで作ったストップブロックを使いました。
amazonで販売されている金属製のストップブロックを見よう見まねで作ってみましたが案外使い物になりました。
ストップブロックの3Dデータダウンロードはこちらです↓
メジャーテープを貼る時は、ストップブロックの大きさに合わせて位置をある程度調整し、ストップブロックの微調整機能で完璧に位置を合わせました。
これで新たなマイターソーフェンスの完成です。
カット位置の距離も長くなり、随分と使いやすくなりました。作るものにもよりますが、最低でも900mmはあった方が便利そうです。
3Dプリンターで作ったストップブロックは、最初はもう少し厚みを薄く作ったので、衝撃で一瞬歪むことがありましたが、厚みを何度か試して作ったので、最終的には衝撃で歪むことは無くなりました。
強いて言えば、メモリの合わせ方をもう少し工夫すると良いかもしれません。
今回もご覧いただきありがとうございます。
動画ではよりわかりやすい製作の様子をご覧いただけますので、ぜひチェックしてみてください↓