みなさんこんにちは、アトリエキンパラです。
今回は切れ味の悪くなったテーブルソー用のチップソーを交換してみました。種類がいくつかあるので、どれにしようか悩みましたが、今回のチョイスは正解だったと思います。
目次
チップソーとは
チップソーとは、丸いノコの刃先に超硬チップがついているものです。丸ノコを購入すると大抵ついているのがチップソーです。
現在使用しているマキタの標準チップソー
現在使用しているテーブルソーがマキタのマルノコ盤2703です。それに元々付属しているチップソーが、合板専用で外径255mmのA-16134です。
スペックは
- 外径255mm
- 歯数72P
- 中心穴径25.4mm
- 刃厚2.8mm
日曜大工ですが大体4年くらいは使ったと思います。何年も使っていると、だんだん切れ味が落ちてくるので、今回は新しいものに交換します。
山真製鋸(YAMASHIN)の キングタイガー
今回購入したのが山真製鋸さんのキングタイガー255x80P MAT-KT-255Sです。比較的安価だったのと、amazonの口コミで評価が高かったのでこれに決めました。
スペックは
- 外径255mm
- 歯数80P
- 中心穴径25.4mm
- 刃厚2.8mm
です。外径と刃厚はマキタと同じもので、歯数だけマキタと比べて8個多くなっています。
基本的に木材を縦に挽くのか横に挽くかに応じて適切なチップの数が変わってきます。なので木工の場合チップソーにも縦挽き用と横挽き用が存在するんですよね。
縦挽きの場合 → 少ないチップで抵抗を減らして早く切る
横挽きの場合 → 多いチップでバリが少なく綺麗に切る
そんなところでしょうか。
しかし日曜木工作家レベルでそこの使いわけをしようとは今のところ思っていないので、基本的には横挽き用のチップソーにして、縦挽きをするときにはチップソーに負担のかかりすぎない程度の送り早さで使用すれば大丈夫だと思います。
チップソーのカット速度実験
早速、この二つのチップソーを実際に使い比べてみたいと思います。あくまでこの実験は、
きれなくなってきたであろうマキタの標準チップソー
VS
新品のYAMASHINのキングタイガー
という条件が揃っていないものの実験なので、あまり参考にはならないかもしれませんので、
切れない刃と切れる刃という視点で観ていただければと思います。
カットに使用する木材は15mmのヒノキの板です。これをいつもやっている速度と大体同じような速度でカットします。その時の切り終える時間で比べてみました。
使用中のマキタのチップソー 26.58秒
YAMASHINのキングタイガー 10.58秒
新品とそうでない刃を比べているので当たり前と言えば当たり前なのですが、秒数から見ても明らかにキングタイガーは早く切れます。
プッシュステイックに伝わる抵抗がまるで違います!
このスピードは作業効率にもつながるので、この結果には驚きます。極端に言えば、今まで材料をカットするのに3倍弱の時間を無駄にしていたのと同じと言っても過言ではありません。
チップソーの音量測定
今度は両者の使用時の音量を測定してみます。
使用した測定器はiPhoneの音メートルというアプリです。測定器を持っていないので、アプリにどこまで信憑製があるかわかりませんが、これで測定します。
測定結果
マキタ 合板専用チップソー 86db
YAMASHIN キングタイガー 87db
音量に関してはほとんど違いはありませんでした。80dbが大体、会話が聞き取れないレベルの騒音なので、結果の数値的には間違っていないのかなと思います。
キングタイガーの方には静音・制振のレーザースリットという加工がされているので、違いが出ると思ったのですが、そもそもマキタのテーブルソーのモーター音が大きいのでその音が上回っている状態のようです。音量の実験にはなりませんでした。
結果
YAMASHINのキングタイガーはおすすめできる最高の切れ味のチップソー!
です。刃の摩耗に関してはまだまだ長時間使ってみないとわからない部分なので、切れ味だけで見れば相当よく切れます。テーブルソーを最初に使った時にこの切れ味があったかどうか、、本当に感動レベルの切れ味だったので、YAMASHINのキングタイガーはおすすめできるチップソーだと思います。
良かったら使ってみてください。
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